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上海の空港で行われているモバイルバッテリーの預かりサービスに、SNS上でツッコミが寄せられている。
上海の空港で行われているモバイルバッテリーの預かりサービスが不便すぎると、SNS上でツッコミが寄せられている。中国メディアの新京報が2日に報じた。
中国民用航空局は6月28日から、中国の安全認証である「3C認証マーク」がない、あるいは不明瞭なモバイルバッテリーの国内線への持ち込みを禁止した。国内大手メーカーであるROMOSSとAnkerが安全上の問題から相次ぎリコールを発表したことが背景にある。モバイルバッテリーの安全性についてはかねてより問題が指摘されており、昨年の国家市場監督管理総局の調査でも不合格率は約44%に達している。
「3C認証マーク」は昨年から義務化されており、それ以前に購入されたものには正規品であってもマークが付いていない製品もある。突然の持ち込み禁止により、空港では大量のモバイルバッテリーが没収される事態が発生している。
記事によると、上海の浦東、虹橋両空港ではモバイルバッテリーの7日間預かりサービスを行っている。本人または家族・知人が関係書類を提出すれば受け取ることが可能だという。
ただ、SNS上ではこのサービスが不便だとの不満の声が上がっている。あるユーザーは、両空港ともこのサービスのある場所はターミナルビルの外であることを指摘し、「空港に入る前に預けなければならない」と不満を述べた。
また、手続きも煩雑で、フライト情報や物品情報を記入する「一時預かり証明書」は2枚必要。預け入れと受け取りのいずれでも身分証の提示を求められ、7日以内に受け取りに行かなかった場合は所有権を放棄したとみなされる。
さらに、虹橋空港でモバイルバッテリーを受け取るには、24時間前までに電話で予約する必要がある。浦東空港では預け場所と受け取り場所が異なり、地下鉄2号線の駅からは500~600メートルほどだが空港ターミナルからは3キロもあり、徒歩で向かう場合は約30分もかかるという。(翻訳・編集/北田)
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