中国では2024年度の企業所得税の清算徴収が今年5月末で終了しました。国家税務総局が1日に発表した最新データによると、2024年にはデジタル経済、ハイテク産業、ロボット産業という新たな質の生産力を代表する三つの発展分野で企業所得税が1兆9700億元（約39兆5000億円）減免され、総営業収入は前年比7．1％増加し、利益総額は前年比5．2％増加し、引き続き力強く発展・拡大しています。

分野別に見てみますと、デジタル経済は引き続き勢いを強めています。2024年はデジタル経済とその中核産業の営業収入が前年比5．9％、利益総額が2．7％増加しました。そのうち、情報伝送、ソフトウェアおよび情報技術サービス産業では営業収入が前年比11．5％、利益総額は13．2％増加しました。

同時に、ハイテク産業も引き続き躍進しています。2024年の医薬製造、航空宇宙などのハイテク産業は営業収入が前年比8．9％、利益総額が7．5％増加しました。業種別に見ると、科学研究と技術サービス業は営業収入が前年比11．7％、利益総額が7．5％増加し、航空宇宙産業は営業収入が前年比10．5％、利益総額が26．3％増加し、ハイエンド製造分野の発展はさらに新たな段階に入りました。

また、ロボット産業はエネルギーを蓄えつつ発展を加速しています。ロボット分野は高度成長の段階に入り、同産業のここ2年間の営業収入は平均して前年比10．2％増加しており、発展の勢いは引き続き強化されています。細かく調べると、2024年は特殊作業ロボットが前年比28．4％、サービス消費ロボットが12．4％、産業ロボットが7％増加し、複数のシーンでの応用が加速され、製造業のインテリジェント化転換に強い推進力を注いでいます。（提供/CRI）