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中国・北京市の高速鉄道の駅で女性がエスカレーターを逆行する映像が撮影され、物議を醸している。
中国・北京市の高速鉄道の駅で、女性がエスカレーターを逆行する映像が撮影され、物議を醸している。
現場で撮影された映像には、高齢とみられる女性が下りエスカレーターを逆行してホームに上ろうとしている様子が映っている。ホームではちょうど到着した列車から客が降りてきており、女性の方を見て迷惑そうに眉をひそめている。エスカレーターに乗るのをためらう人がいる一方で、構わずに乗る人もいた。中には女性に一度下に降りて階段で上るよう促す人もいたが、女性はそれを無視して上ろうとし続けた。
中国メディアの杭州日報のSNSアカウントは「女性が注意も聞かずにエスカレーターを逆行し、人々の渋滞を招いた」と伝え、「(このような)危険な行為をまねしないように!」と呼び掛けた。
ネットユーザーからは「あんなに大勢の人が(エスカレーターに乗ろうと)待っているのに」「待ってあげてる周囲の人は良心的」「(エスカレーターを上り続けて)鍛えてるの?」「この世界は厚かましい人の思い通りになるんだ」「優しく言っただけじゃこういうのは聞かないんだよ」「刑事罰を与えないとなくならない」「病気か何かでは?」といった声が上がっている。
また、中国メディアの極目新聞はこの出来事に関する論評文を掲載。女性の行為の危険性を強調した上で、「女性はエスカレーターの使い方をよく知らなかったのかもしれないし、年齢のせいで認知能力が十分でなかったかもしれない。だが、多くの乗客が繰り返し制止していたにもかかわらず行動を改めようとしなかったのであれば、その行為はもはや簡単に許されるものではない」と批判。「もし1人で外出するのに適さない状態であれば、その家族が付き添うべきであり、他人が彼女の行動の代償を負うべきではない」と論じた。
一方で、「不可解な点」として、「女性の逆行は数分間にも及んでいたにもかかわらず、緊急対応が一切なかったこと」を挙げた。「職員による制止もなければ、非常停止ボタンを押す者もいなかった。乗客が自発的に制止しようとしたことはもちろん評価されるべきだが、それでも効果がなかった場合、(職員らによる)迅速な対応が極めて重要になる。管理側の反応が遅れれば、潜在的なリスクはそれに比例して増大する」とした。
その上で、「社会の文明度が絶えず向上する中で、大多数の人は秩序を守っているが、それ故に一部のルール違反者の行為が一層目立っている」と言及。「高速鉄道での座席占拠やドアを押さえての発車妨害、航空機のドアの無許可開閉、エスカレーターの逆行といった身勝手な行動の背後には、個人のルール意識の薄さがあるだけでなく、管理面の欠陥も浮き彫りになっている」と指摘した。(翻訳・編集/北田)
高速鉄道の駅でエスカレーターを逆行する迷惑女性、一体何が? pic.twitter.com/hGncHQaWeh
— 中国動画 (@RC00547555) July 2, 2025
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