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2020年9月にクランクアップした後、翌年にスタートしたブロマンス禁止措置でお蔵入りとなっていた中国のブロマンス時代劇「皓衣行」を巡り、最近ファンによる推し活が再開し、再び関心を集めている。
2020年9月にクランクアップした後、翌年にスタートしたブロマンス禁止措置でお蔵入りとなっていた中国のブロマンス時代劇「皓衣行」を巡り、最近ファンによる推し活が再開し、再び関心を集めている。
そのきっかけとなったのが、ドラマ・映画口コミサイトの豆瓣(douban)が「皓衣行」の配信時期と地域を「8月、タイ」と更新したことだ。23年2月に動画配信サービスの優酷(YOUKU)で配信された直後に更新停止に追い込まれていたチャン・シンチョン(張新成)とフー・シンボー(付辛博)が主演の「光・淵(こうえん)」が日本のWOWOWで配信を再開したことで、海外での先行スタートの可能性を探る工夫が始まっているもようだ。
同時に、脱税騒動で活動休止となっていた女優ソン・ズーアル(宋祖児)主演の「無憂渡」「折腰」が解禁されたことで審査が緩和されたとの見方が出回り、「皓衣行」の境遇も好転に向かっていると思われている。
しかし、これらの思い込みはファンの楽観バイアスによるもので、ブロマンス制限措置が解除されるめどは立っていない。審査を通るためには両主人公の感情の流れを大幅削除するなどの大胆な内容変更が求められるが、原作ファンの反発が想定されるためリスクを取る行動は考えにくい。実際のところ、5月に優酷が公表した「2025年ドラマリスト」に「光・淵」が含まれていないことから、ブロマンスドラマの中国国内配信の道筋は依然不透明のままとなっている。
中国のネット上では「配信されれば不況気味のドラマ市場を救う救世主」というポジティブな見解と「『光・淵』がまだ解禁されていないという例があり、『皓衣行』も現状のままだと主演俳優の年齢とキャラクターの年齢に乖離(かいり)が生じ、ドラマの魅力が薄れる」との悲観的な見方が存在し、「皓衣行」の配信を巡って熱い議論が続いている。(翻訳・編集/RR)
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