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中国のSNS・小紅書(RED)に6月30日、「日本に来てから中国のことがもっと好きになった」との投稿があり、反響を呼んだ。
中国のSNS・小紅書(RED)に6月30日、「日本に来てから中国のことがもっと好きになった」との投稿があり、反響を呼んだ。
投稿者は「私は重慶で生まれた。そこは美食の街で、おいしくて安い火鍋や江湖菜(※庶民的な四川料理)がある。(人々の)性格は豪快で、話し方は率直。情熱的な男女老若がたくさんいる。今、真夜中だけど火鍋がとても恋しい。海外に出て初めて自国の良さが分かると言うが、まさにその通りだ」とつづった。
そして、「2カ月間の日本でのアルバイト経験を通じて、私は日本という単一民族の性格が好きになれなかった。彼らはこちらが外国人であることに配慮せず、むしろ無理やり日本人のようにさせようとしてくる。つまり、日本式の“足を縛る”ようなルールに従わせようとする」とし、「上司には敬語が必須で絶対服従。日本語には否定的な表現もあるにはあるけれど、ほとんど使われず、使うにしても大量の副詞を添えて(ニュアンスを)やわらげなければならない。空気を読むのに無駄な時間を費やし、ねじれた内向的なエネルギーによって自分自身をすり減らす」と述べた。
また、「陰湿で、男も女もよく隠れて他人の様子を観察している。こちらがふと顔を上げて見ると、サッと視線をそらして別の方を向く。街ではほとんど誰も大きな声を出さないが、逆に言えば、それは人間の活力が抑圧されているということ。ジムに行ってもまるで霊安室のような雰囲気で、日本人ですら『静かすぎる』と自虐的に言っていたほどだ」と振り返った。
投稿者は、「もちろん、どんな国にも良いところと悪いところがある。だから、やたらにどこかの国を熱狂的に持ち上げる必要なんてないと思っている。私は日本に留まることに執着していない。ただ、海外に出て実際に体験できたことはとても良かったと思っている。まず世界を見てから、世界観を形成する。そういう意味では損のない『買い物』だった」とつづった。
この投稿に、中国のネットユーザーからは「私は一度(日本に)遊びに行ってすぐに『ここには長くいられないな』と思った。本当に抑圧的」「私もそう。日本に行って1週間で引きこもって実家の料理を作ってる」「日本で働いているけど、まさにその通り」「これはコピーして永久保存だな」「分かる。声を極めて小さくしないといけない。ポイントなのが、面白いことや感嘆を表現する時も大きな声を出しちゃいけないってところで、これがつらい」「簡単に言うと人情味がなくてロボットみたい」「日本は最初の10日間は新鮮に感じるけど、その後は鬱々としてくる。国内の方が自由でいい」「日本は観光に適した場所で、長期滞在には適さない」「早く帰国した方がいい」といった声が上がった。
一方で、「国内で仕事したことがないというのがすぐ分かる」「国内も同じようなもの。ただ環境が違うだけ」「あなたが言うようなことは国内の職場でもよくある。表面的にはニコニコしているけど裏で陥れられる」「私はやっぱり日本の方が好きだな。生活様式は上海と似てるし」「郷に入っては郷に従え。適応できないなら帰国すればいい。私は日本で快適に過ごしてる」「個人の性格による。内向的で人との距離を保ちたい人、細かい人は日本の雰囲気が好きだと思う」「人によると思うけど、いくら自分が嫌いだからって相手(日本人)のことを霊安室の遺体みたいな言い方をするのはどうなの?逆に相手があなたのことを『アツアツの鍋の上で騒ぐカエルみたい』って言ったらどう?」といった意見も。
このほか、「日本と中国は両極端に感じる。一方は緊張感がすごくて抑圧されていて他人に迷惑をかけないようにとびくびくしながら過ごしている。もう一方は自由奔放でよく他人に迷惑をかける。リラックスできて、かつ、ある程度ルールがある場所はないだろうか?」とのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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