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1日、環球時報は中国では外国のアイスクリームがもはや「クール」ではないとする米メディアの報道を紹介した。
2025年7月1日、環球時報は中国では外国のアイスクリームがもはや「クール」ではないとする米メディアの報道を紹介した。
記事が紹介したのは、米国の中国語メディア・世界新聞網(ワールド・ジャーナル)の6月29日付文章。文章は、広東省広州市に住む市民が「昨年まで誕生日にハーゲンダッツのアイスクリームを所望していた14歳の娘が、今年の誕生日には興味を示さなくなった」と語ったエピソードを紹介した上で、多くの分野で世界をリードする時代に育った中国のZ世代は、かつて外国ブランドが持っていた「高級」「異国情緒」「輸入品=高品質」といったイメージに魅力を感じなくなっていると評した。
そして、アイスクリームやドリンク分野で中国市場を主導してきた外国ブランド品は徐々に中国国産ブランドにシェアを奪われつつあると指摘。中国ブランドの強みとして価格面での優位性以外に「海外ブランドにとって想像を絶する、新製品の投入スピード」を挙げ、あるドリンク・アイスクリーム店の関係者が「毎月少なくとも2種類の新フレーバーのドリンクを出している」と語ったことを伝えた。
また、中国ブランドは安眠やリフレッシュ、美白といった効果を付与した創意あるドリンクや、季節の果物を使った商品など海外ブランドを圧倒する創意によって中国の若者の心をつかんでいるとも分析。今の若い世代の間では「輸入原料」という言葉は大した意味も価値も持たないとした。さらに、国産ブランドはコンビニやチェーン店、デリバリーサービスなど多様な経営を展開することで「どこでも手に入る」というブランドイメージを確立することに成功したとも説明した。
文章は、中国のアイスクリーム市場で競争がますます激化しており、今年1〜5月の5カ月だけで関連企業の登記数が2200社を超えたと紹介。優位性を失った海外ブランドは競争力を維持するために続々と値下げを始めていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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