強気だった上海動物園、ネットでの炎上受け一転して謝罪―中国

Record China    2025年7月1日(火) 16時0分

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生後10カ月の幼児にミルクを飲ませようとした来園者を追い出して炎上した上海動物園が一転、謝罪を表明した。

生後10カ月の幼児にミルクを飲ませようとした来園者を追い出して炎上した上海動物園が一転、謝罪を表明した。中国メディアの南方都市報が6月30日付で伝えた。

当事者の茅(マオ)さんによると、今月14日に上海動物園を訪れた際、赤ちゃんがおなかをすかせて泣き始めた。屋外の気温は35度に達しており、警備員の案内で訪れたエアコンのある館内でミルクをあげようとしたところ、職員に「館内で食事をしてはいけない。出て行くように」と厳しく注意された。

茅さんらが不満を述べたところ口論となり、職員は「モラルがない」などと言ってスマートフォンで茅さんらを撮影。追い出された茅さんは仕方なくエアコンが効いていない通路に出て、赤ちゃんにミルクをあげた。帰宅後に動物園に苦情を伝えたが、責任者からは「謝罪することはできない。次に同じことがあっても、15分歩いて入園口近くのベビールームに行ってもらう」と回答されたという。

この対応がSNSなどで物議を醸し、動物園への批判の声が殺到して炎上状態に。すると園は30日夜になり態度を一転させ、「現場スタッフのサービス意識が不十分だった。苦情対応も適切に行われず、茅さんとご家族に不快な思いをさせてしまった。深くおわびする」などと謝罪。また、茅さんらに連絡して理解を得たとし、「本件を教訓とし、今後はサービスの改善、スタッフの研修強化、配慮の向上に努める」と表明した。

中国のネットユーザーからは「このケダモノどもは世論の圧力に耐えられなくなったな」「職員は(動物園の)園内で育ったのだろう」「動物園だろ?。(職員も)みんな動物なんだよ」「人でありたいなら人間性が必要。ロボットではいけないし、ましてやケダモノであってはならない」といった厳しい批判の声が上がっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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