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30日、香港メディア・香港01は、資金洗浄などの疑いが持たれていたフィリピンの元市長について、中国人であることが判明したため市長の資格を無効とする裁定が出されたと報じた。
2025年6月30日、香港メディア・香港01は、資金洗浄などの疑いが持たれていたフィリピンの元市長について、中国人であることが判明したため市長の資格を無効とする裁定が出されたと報じた。
記事は、フィリピンの裁判所が27日、タルラック州バンバン市のアリス・グオ元市長について「中国人であり、公職に就く、あるいは公職選挙に参加する資格はないため、市長の職位を取り消した」との裁定を発表したことを紹介した。
記事によると、グオ氏は22年にバンバン市長に当選したものの、24年には資金洗浄やインターネット詐欺、人身売買、不法勾留を行う犯罪組織とつながりがある疑いが指摘され逃亡、インドネシアで身柄を拘束された後、フィリピンに送還されていた。
また、犯罪組織とのつながりが疑われる中で「中国のスパイではないか」との疑惑も発生。グオ氏はフィリピン人の父親と中国人の母親の間に生まれたと主張していたが、裁判所は指紋鑑定などの結果から「1990年に福建省で生まれ、中国人の両親を持つ。9歳のときにフィリピンに入国した中国人である」と認定した。フィリピン入国後に帰化申請も行われていなかったという。
決め手として扱われている指紋鑑定の結果について記事は、グオ氏が中国在住時に採取した指紋と、フィリピン入国時、および市長就任時に採取したものが一致したと紹介しているが、当局がどのようにして「中国在住時の指紋」を入手したのかなど細かい部分については触れられていない。(編集・翻訳/川尻)
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