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中国のポータルサイト・捜狐に30日、サッカー中国代表のイバンコビッチ監督の後任探しが進んでいることについて、「誰が次の『スケープゴート』になるのか?」との記事が掲載された。
中国のポータルサイト・捜狐に30日、サッカー中国代表のイバンコビッチ監督の後任探しが進んでいることについて、「誰が次の『スケープゴート』になるのか?」との記事が掲載された。
記事は、このほど退任が決まったイバンコビッチ氏について、「当初から大きな期待が寄せられていた。輝かしい指導歴が買われ、彼を招けば中国代表は生まれ変わると思われていた」とする一方、「2026年のワールドカップ(W杯)アジア最終予選では1試合を残して早々に敗退が決定。契約通り解任され、チームを離れることになった」と説明した。
その上で、「(アンダーカテゴリーの代表監督である)ジョルジェビッチ氏が暫定的に指揮を執り、E-1サッカー選手権を戦うが、これはあくまで一時しのぎ。サッカー協会は外国人監督を募集するようだが、ここ十数年を振り返ってみると中国代表は欧州の名将からブラジル人監督まで試してきた。それでも結果はどうだったか?成績は上向くどころか年々悪化し、見る者を落胆させ続けてきた」とした。
そして、「サッカー協会は外国人監督がもたらす先進的な戦術や理念がチームを救うと思い込んでいるようだが、本当の問題は監督にあるのだろうか。実際には、もっと深いところに原因がある」とし、サッカー協会の管理体制の問題、中国スーパーリーグの構造的な歪み、クラブ経営の不透明さなどを挙げた。
記事は、「中国スーパーリーグのクラブは複雑な利権が絡み合い、不正が後を絶たない。選手たちは国内リーグのぬるま湯に慣れ、海外挑戦の意欲や覚悟に欠けている。いざ代表になっても、気持ちがはやるばかりで技術的な限界が露呈する。長年、ユース育成が叫ばれてきたが人材はほとんど育っていない」などと指摘。「監督の力量が重要なのはもちろんだが、リーグ環境、選手の意識、育成システムといった根本的な問題を解決しなければ、新監督が来たところで『スケープゴート』にされるだけだ」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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