中国のSNS・小紅書（RED）に22日、日本の地下鉄で男性とトラブルになった中国人女性の投稿があり、反響を呼んだ。

女性は日本の地下鉄駅構内で撮影した1枚の写真を投稿。写真には女性の方に集まってくる3人の駅係員と、その背後に1人の男性客が立っている様子が写っている。

女性によると、駅で電車から降りた際に後ろからかかとを踏まれ、振り返ると30歳くらいの男性がいた。女性の視線に気づいた男性は「何だよ？」とでも言いたげな視線を送り返してきたといい、女性が「謝らないの？」と問いただしたところ、「中国に帰れ」といった内容の暴言を吐かれたという。

そこから双方は口論となり、カッとなった女性が相手の男性をたたくと、男性は女性の首に手をかけて押し倒し、女性はすぐに「痴漢！」と叫んで男性に爪を立て、血が出るほど食い込ませた。騒ぎを聞きつけた駅員がやってくると、女性はようやく手を放して事情を説明。やり取りの中で女性は大騒ぎして、再び男性に殴りかかろうとしたため、駅員に「落ち着いてください」となだめられたという。

その後、警察が駆けつけて双方から事情を聞いた結果、男性が女性に「すみませんでした」と謝罪した。しかし女性は「もっと丁寧な謝り方があんだろ！」と突っぱね、男性が「申し訳ございませんでした」と謝罪し直すと、女性は「私より強烈な中国人いっぱいいるから、差別したら何されるか分からないから、気を付けた方がいいよ」と警告したという。

女性は警察や駅員らにお礼を言ってその場を離れたが、男性側はその時もまだ警察官から話を聞かれていたとのこと。

中国のネットユーザーからは「いいね」「よくやった！」「女王様」「カッコ良すぎる」「（男性は）怒らせる相手を間違えたな」「『痴漢』と叫んだのは大正解」「支持する。これからも続けてくれ」といった声がある一方、「それでもやっぱり安全には注意した方がいいよ。一人だと弱いから」「何があっても暴力は良くない」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）