安倍昭恵さんが高雄市訪問、市長と共に安倍晋三氏の銅像に献花―台湾メディア

Record China    2025年6月22日(日) 19時0分

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故安倍晋三元首相の妻の昭恵さんが21日、台湾の高雄市内にある紅毛港保安堂を訪れ、安倍晋三銅像に献花した。同行した台南市の陳其邁市長も献花した。

安倍晋三元首相の妻の昭恵さんが21日、台湾の高雄市内にある紅毛港保安堂を訪れ、安倍晋三銅像に献花した。同行した台南市の陳其邁市長も献花した。昭恵さんは台湾各界の厚意と亡き夫への敬意に感謝を述べ、目に涙を浮かべた。一行は、保安堂の近くに新たに整備された安倍記念公園を見学した。台湾メディアの中時新聞網などが報じた。

昭恵さんと陳市長の献花に続き、同行の日本人が次々にユリの花を銅像の前に供えた。昭恵さんはその場で、何度も涙をぬぐった。昭恵さんはあいさつの中で、「主人はかつて日本の総理大臣として台湾に来ることはできませんでした。退任してから必ず来たいと言っていましたが、叶いませんでした。大変残念ではありますが、この銅像と共に主人の魂は常に台湾にあると思います。このように美しい庭を作っていただきました。私はこれから、もっともっと多くの日本にも紹介します。たくさんの人にここを訪問していただきたいと思います」と語った。

紅毛港保安堂は2022年に安倍晋三元首相の銅像を設置して以降、日本各界から注目を集め、多くの日本の国会議院議員が献花に訪れている。2023年7月には安倍昭恵夫人が保安堂を訪問し、台湾と日本の民間交流が大きく盛り上がった。保安堂の責任者である張吉雄氏によると、2024年は4000人を超える日本人が安倍晋三銅像を見学に訪れたという。紅毛港はすでに台日交流の重要な拠点となっており、今年4月には保安堂が安倍記念公園が開園した。安倍記念公園の除幕式には、衆議院議員で元経済安全保障担当相の高市早苗氏も出席した。

紅毛港保安堂は元は小さな祠だったが、1990年にタンキー(一種のシャーマン)が「私は日本第38号軍艦艦長であり、太平洋戦争中に死んだ。日本の護国神社に帰りたい」「部下を郷里に帰すことができず悔やんでいる」などと、話せないはずの日本語で話した。信者らが日本にも足を運んで調べた結果、「日本第38号軍艦」とは米軍の潜水艦にバシー海峡で撃沈された旧日本海軍の第38号哨戒艇のことと理解された。保安堂は「38にっぽんぐんかん」を祭る廟になったことで、多くの日本人が訪れるようになり、その対応に当たる若手のボランティアグループが組織されるなどで、日台交流の場にもなっている。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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