中国ロボット市場、2028年までに2倍へ拡大

CRI online    2025年6月20日(金) 6時30分

拡大

中国のロボット市場は2028年までに2倍へ拡大する見込みです。

米モルガン・スタンレーが16日に発表した調査報告によると、中国のロボット市場は2024年の470億ドル(約6兆8000億円)から、2028年には1080億ドル(約15兆6000億円)へと倍増する見通しです。年平均成長率は23%に達し、中国の業界における主導的地位がさらに強まるとみられています。

報告書によれば、中国は昨年、世界のロボット市場の約40%を占めました。中国は単なる消費地ではなく、革新の中心でもあり、コスト効率の向上や次世代ロボット技術の推進に注力していると評価されています。

ロボットはすでに中国の製造業に大きな変革をもたらしており、今後は知能化や協調性の向上により、社会全体に一層深い影響を与えることが期待されています。

国家統計局によると、2025年5月の中国国内における産業用ロボットの生産台数は前年同月比35.5%増の6万9056台、サービスロボットは13.8%増の約121万6000台となり、大幅な増加が確認されました。

ロボット技術は、ハイテク産業の育成を目指す国家戦略「中国製造2025」の柱の一つとされています。昨年、中国は世界の産業用ロボット導入数の過半を占め、ロボット関連企業は現在、74万社を超えています。

今後の注目分野として、ドローン市場が最大の成長分野になる見込みで、2028年には400億ドル(約5兆7000億円)規模に達すると予測されています。また、人型ロボット市場も年平均63%の成長率で拡大し、2030年には34億ドル(約4900億円)、台数は25万2000台に達すると見込まれています。

報告書は、2025年は人型ロボットの量産元年となる「歴史的な転換点」と位置付けており、中国のロボット産業は今後、製造業の進化だけでなく、未来の産業基盤づくりにおいても重要な役割を果たすとしています。(提供/CRI

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