中国メディアの環球時報によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国本土と香港で大学の卒業シーズンが到来する中、伝統的な角帽やガウンを捨ててよりカラフルでファッショナブルな代替品を選ぶ学生が増えていると報じた。

記事はまず、中国版インスタグラムとも呼ばれる小紅書（レッドノート）で白い卒業式ドレスが大きな話題となり、関連投稿の閲覧数が200万回を超えたことを取り上げた。

その上で、6月上旬に香港浸会大学で卒業式を迎えたジェシカ・ルオさんが、「スパンコールがたくさんついたドレスや、すごく鮮やかな色のドレスを選ぶと、イブニングドレス風になりすぎて、卒業式で見せたいエレガントな雰囲気には合わない。だからシンプルでありながら洗練された雰囲気のクラシックな白い膝丈のフィットドレスを選んだ」ことを紹介した。

また、アクセサリーに関しては、多くの若い卒業生が見た目を良くするためにカスタマイズされたアイテムを選んでいるとし、最近のトレンドの一つが、花や鳥、縁起の良いシンボルの模様が入った中国の肩飾りと花柄の帽子の組み合わせだと伝えた。

そして、重慶のある女性が「馬面裙」と呼ばれる中国の伝統的なスカートに花飾りが付いた卒業帽を合わせたことや、福建のある女性が「簪花」と呼ばれる伝統の花飾りの冠をかぶったことを紹介し、帽子にDIYした花飾りを付けるのは、卒業式におけるトレンドになっているだけでなく、普段着に取り入れる人も多いと伝えた。（翻訳・編集/柳川）