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16日、新華社は韓国農村経済研究院が「今年の白菜の生産量が激減し、大幅な価格の高騰が予想される」と報告したことを伝えた。写真はキムチ。
2025年6月16日、中国メディアの新華社は、韓国農村経済研究院が発表した報告書「農業展望」6月号の内容によると、韓国の今年夏の白菜の生産量予測は例年と比較して24.5%減の約23万6000トンとなり、昨年発生した「キムチ危機」の再来の恐れがあると伝えた。
韓国農村経済研究院によると、白菜の生産減の原因は「休耕地の増加」「気温上昇や害虫などの自然環境の影響」が挙げられる。「休耕地の増加」は都市化や市場価格がより安定している作物への植え替えなどが原因で、今年夏までの白菜畑の総面積は例年と比較して23.9%減の3418ヘクタールにまで減った。「自然環境の影響」については、昨年は猛暑や集中豪雨などによる生育不良で白菜の卸売価格が高騰し、24年10月には前年同期比で128%増の1株8900ウォン(約940円)まで跳ね上がり、白菜を「金菜」と呼ぶメディアも存在した。
記事は「韓国メディアの言葉を借りれば、白菜はキムチの材料として最も広く使用されるため、その価格が生活資本に直接影響するだけでなく、多方面への連鎖反応も引き起こす。『金菜』の危機の再来を防止するため、韓国政府は備蓄物資としては過去最大規模となる2万3000トンの白菜をすでに備蓄している。供給不足が最も顕著になる祝日や休日の期間に合わせて、韓国政府は備蓄白菜を市場に流通させ、価格の安定を図るようだ」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)
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