6月に配信予定とされていた中国ドラマ「許我耀眼」だが、主演女優のチャオ・ルースー（趙露思）が抱える問題を理由に延期が報じられている。

チャオ・ルースーと香港の歌手で俳優のウィリアム・チャン（陳偉霆）が共演する現代ドラマ「許我耀眼」は昨年9月にクランクアップ。撮影中にはチャオ・ルースーが自ら調達に関わった衣装の数々が中国のSNS・微博（ウェイボー）でも注目の話題となり、作品のトピックス閲覧量が中国ドラマでは歴代最高の10億回を突破する新記録を樹立していた。

4月に配信に向けての許可証を取得し、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセントビデオ）の第2四半期（4～6月）のラインナップにも登場し、6月に騰訊視頻とLINE TVでの同時配信が報じられていた。しかし最近では8月に延期、あるいは現在は配信の見通しが立たないため、いずれ前ぶれなしの配信開始の形を取るのではないかとの予想が浮上した。

チャオ・ルースーは昨年12月、体調不良が原因で休業に入り、ストレスによる心因性の失語症に苦しんだことが明らかになった。今年1月下旬には活動を再開したが、来年で契約満期を迎える予定の所属事務所との解約問題も浮上し、それがドラマの配信にも影響を及ぼしていると報じられた。

復帰後、記憶力に問題があることをリアリティー番組で自ら語ったが、中断したままのドラマ「恋人」の撮影再開や新規ドラマの情報はなく、女優業への復帰はまだ先になるとみられている。なお、最も近いところでは13日に上海市でアンバサダーを務めるファッションブランドのイベントに愛犬2匹を連れて登場したことが話題になっている。（Mathilda）