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四川省のジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地には、シャンシャンの成長を祝うために多くのパンダファンが集まりました。
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ジャイアントパンダ「シャンシャン」が12日、8歳の誕生日を迎えました。中国四川省のジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地には、シャンシャンの成長を祝うために多くのパンダファンが集まりました。
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シャンシャンは2017年に東京の上野動物園で生まれ、2023年2月に両親の故郷である中国に戻り、現在は碧峰峡基地で暮らしています。
誕生日当日の朝、飼育員やスタッフたちは大忙しで、清掃の後、新鮮なタケノコやササの葉などを用意し、心のこもった誕生日プレゼントを贈りました。シャンシャンもご機嫌な様子で登場し、集まったファンたちの前で元気に朝ごはんを楽しみました。
この日、会場には中国国内の見学者に加え、日本からの視察団や観光客、熱心なパンダファンも多数訪れました。ファンたちは「お誕生日おめでとう!」「いつまでも元気でね」「すてきなボーイフレンドが見つかりますように」と、温かい声をシャンシャンに届けました。会場は祝福の言葉と笑顔であふれました。
飼育員のランランさんは「シャンシャンの体重は日本から帰国した時より増えたものの、最近は安定しており、とても元気な状態です。シャンシャンは以前と変わらずリンゴが大好きで、最近はタケノコにもよく食いつくようになり、特に今年は竹の葉を食べる頻度が昨年より増えました。以前は周囲の音に敏感だったシャンシャンも、現在は多くの来園者がいても落ち着いて食事ができるようになり、環境への適応力が高まりました」と、うれしそうに語りました。
日本で大人気のパンダ写真家・高氏貴博さんもこの日のために雅安を訪れ、「久しぶりにシャンシャンと再会できて本当にうれしい。日本と中国、離れていても変わらぬ愛情を感じます」と語りました。高氏さんはさらに、「シャンシャンが落ち着いてのんびりと暮らしている様子に安心し、多くの日本人ファンが駆けつけている会場の雰囲気にも感動しました。今年はシャンシャンが8歳の結婚適齢期に入るので、早く家族ができればうれしい」と期待を寄せました。
また、日本パンダ保護協会の土居利光会長は「シャンシャンが自然豊かな環境で元気に過ごしており、竹もおいしそうに食べていて、健康で安心しました」と語り、さらに、中国に戻ったシャンシャンには「健康に成長して、素敵な相手と出会い、子孫を残してほしい」と期待を寄せました。その上で、「中日パンダ交流については、日本人が現地の環境や風土を知ることの大切さ。動物たちはそれぞれの環境に適応して暮らしているので、そうした交流が意義深い」と強調しました。
今回の誕生日イベントには、中国と日本から合わせて600人以上の来場者が参加し、パンダが中日友好の絆をつなぐ、心温まる1日となりました。シャンシャンの新たな1年が、幸せと健康に満ちたものになりますように――。雅安から世界へ、シャンシャンの笑顔が今日も広がっていきます。(提供/CRI)
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