国際マーケティング調査機関の最新データによると、昨年、メキシコで電動自転車の市場規模は約607万ドル（約8億7300万円）で、2029年までに750万ドル（約10億8000万円）に成長する見通しです。年間平均成長率は4．32％に達する見込みです。メキシコメディアによると、2023年、メキシコの電動自転車市場では、中国ブランドが半数以上を占めており、消費者に向けて経済型からハイエンドのものまでスマート化された多様な製品が提供されています。

首都メキシコシティやグアダラハラなどの大都市では、多くのメキシコ人が通勤手段に電動自転車を利用しています。調査の回答者はおしなべて、欧米ブランドや地元ブランドより中国ブランドの方が「安くて品質がよく競争力がある」と述べました。

中国の電動自転車大手の雅迪（ヤディア）は最近、メキシコなどの中南米市場に乗り出し、メキシコのアステカに8000万ドル（約115億円）近くを投資して新工場の建設計画を発表しました。ヤディアは現在、メキシコの12州に店舗を構え、全店舗にアフターサービスセンターと部品倉庫を整備しており、2年間の品質保証期間内であれば、どの店でも修理補修のサービスを受けることができます。

メキシコは人口密度が高く、電動自転車の普及に市場環境は良好です。メキシコシティでは大通りから路地まで、過去1年間で電動自転車の数が大幅に増加しました。電動自転車関連店舗は昨年初めの5店舗前後から、現在では20店舗以上に達しました。さらに一部の中国の電動自転車ブランドは現地の充電施設の不足問題を解決するために、急速充電が可能で充電施設利用でテスラやBYDと互換性のある電動自転車をメキシコ市場で発売し、電動自転車の充電の利便性が大いに向上されました。（提供/CRI）