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28日、澎湃新聞は、山東省の化学工場で発生した爆発事故により世界の殺虫剤供給に影響が生じる可能性があることを報じた。
2025年5月28日、中国メディアの澎湃新聞は、山東省の化学工場で発生した爆発事故により世界の殺虫剤供給に影響が生じる可能性があることを報じた。
報道によると、中国山東省高密市にある山東友道化学の工場で27日正午前に大規模な爆発があり、同日夜の時点で5人が死亡、6人が行方不明となり、19人が負傷した。
澎湃新聞は山東省友道化学について、高効率で毒性の低い農薬やその中間体の研究開発と生産を手掛けており、主要製品にはクロラントラニリプロールの原薬やフロアブル剤(微粒子を水に分散させた液体製剤)が含まれていると紹介。クロラントラニリプロールは毒性の低い殺虫剤で、水稲や大豆、綿花、果物、野菜などの農作物に広く利用されており、2008年の発売以降世界で最も多く売れる殺虫剤製品になっていると伝えた。
そして、同社が昨年1月にクロラントラニリプロールの合計生産能力が1万1000トンに達し、世界最大のクロラントラニリプロール原薬生産企業になったことを発表し、生産工場では全自動化によりコスト削減と同時に環境に優しく安全な生産を実現しているという当時の報道を紹介した。
その上で、中国の証券会社・光大証券が今回の爆発事故について、クロラントラニリプロールの短期的な供給に影響を及ぼし、価格が上昇する可能性があるとの見解を示したことを伝えている。(編集・翻訳/川尻)
— 中国動画 (@RC00547555) May 28, 2025
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