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23日、環球時報は、中国人観光客が増えているロシアの観光業者が喜びを示す一方で、問題も発生していることを報じた。写真はモスクワ。
2025年5月23日、環球時報は、中国人観光客が増えているロシアの観光業者が喜びを示す一方で、問題も発生していることを報じた。
記事は、米誌フォーブスのロシア語版サイトが21日に発表した文章を紹介。文章は、ロシアを訪れる中国人観光客が増加しており、昨年は約85万人に達し、今年はモスクワやサンクトペテルブルクだけでなく、沿海地方やハバロフスク地方、ムルマンスク州など訪問地域が多様化するとともに、個人旅行者の割合も大幅に増加していると伝えた。
特に、ムルマンスク州では昨年の中国人観光客が前年比5倍の2万6000人と急増しており、オーロラ鑑賞、カニ料理、トナカイ乗り、犬ぞり体験などが人気を博していると説明した。
中国人観光客の増加により地元の観光業者に再び活気が戻る一方で、懸念事項も生まれているようだ。文章は、一部の中国人観光客によるゴミのポイ捨てに関する苦情が出ていること、観光シーズン中の沿海地方では交通機関やホテルのキャパシティーが不足すること、業界の待遇が悪いことなどから中国語を話せるロシア人ガイドの不足が深刻であることなどを問題点として挙げた。
また、一部の現地旅行会社からは、団体旅行から個人旅行へと変化する中で「観光客が自分でガイドやドライバーを連れてくるようになった」といった不満の声も出ていると伝えた。
文章は、ロシアを訪れる中国人観光客の数は新型コロナ前の2019年には120万人に達しており、現在は増加傾向にあるとはいえ完全には回復していないと紹介。今後中国人観光客がかつての水準にまで回復し、さらに増えるようであれば、国内のガイドや観光インフラの不足問題はより一層深刻になるだろうとした。(編集・翻訳/川尻)
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