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中国・重慶市の大学構内で、し尿処理のための簡易浄化槽「化糞池」に転落した男子学生が死亡する事故があり、波紋を広げている。
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中国・重慶市の大学構内で、し尿処理のための簡易浄化槽「化糞池(かふんち)」に転落した男子学生が死亡する事故があり、波紋を広げている。
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中国メディアによると、事故があったのは19日午後3時50分ごろ、重慶対外経貿学院の構内で体育の授業を終えた男子学生が歩いていたところ、突然、浄化槽に転落した。学生や教職員が救助を試み、その後、駆け付けた警察と消防隊が救助を行ったが、最終的に男子学生は死亡したという。
問題の浄化槽は深さが少なくとも6メートル以上あった。ふたの部分には木の板が乗せられていたが、腐食して幼児程度の体重しか支えられなくなっていた。また、その上には周囲の芝生と同化するように人工芝のシートがかぶせられており、下に浄化槽があることは気付きにくい状態だったという。
中国のネットユーザーからは「こんなのもう落とし穴じゃないか!」「人工芝のシートをかぶせるとか、余計なことをしなけりゃ落ちなかったかもしれないのに」「というか、注意書きすらなかったのか?」「これは絶対に学校の責任」「今回は学校は言い逃れできない。完全に管理の問題」「男子学生が不憫でならない」といったコメントが寄せられている。
男子学生の父親によると、遺体はその日のうちに葬儀場に移された。もともと体の弱い母親はショックのあまり葬儀場で倒れたという。現在、遺族らは学校側と話し合いを行っており、父親は「正当な補償」を望んでいる。なお、事故については警察が詳しい調査を行っている。(翻訳・編集/北田)
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