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15日、韓国メディア・韓国経済によると、自動運転タクシーを運行する中国企業「ポニーAI(小馬智行)」が韓国企業と合弁会社を設立し韓国に上陸する。ポニーAI
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2025年5月15日、韓国メディア・韓国経済によると、自動運転タクシーを運行する中国企業「ポニーAI(小馬智行)」が韓国企業と合弁会社を設立し韓国に上陸する。韓国の業界では、中国の侵攻に対する警戒と、規制だらけの韓国市場に風穴を開けるのではという期待が入り交じっているという。
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ポニーAIは既に北京、上海、広州、天津などで完全自動運転のロボタクシーを運行している。昨年末に国土交通部から臨時運行許可を得て、京畿(キョンギ)道城南(ソンナム)市・板橋(パンギョ)一帯でテスト運行を開始した。同社と技術協力中の韓国企業「ポニーリンク(旧:Gemvax Link)」は先ごろ、韓国自律走行産業協会に加入している。ポニーリンク関係者は「現在はドライバーだけが乗った状態でテスト運行しているが、ドライバー以外も乗せられるよう法律検討を進めている」と話している。7月に開かれる見本市で車両を公開する予定だという。
中国は自動運転分野の最強国と呼ばれている。現在、武漢ではレベル4(特定の条件のもと人が運転に関わらないレベル)のロボタクシー約1000台が運行中だ。一方、韓国には「レベル3以上の自動運転はテストとしての臨時運行のみ」という規制がある。韓国内では、中国など外国のロボタクシーの上陸が「自動運転の生態系」を脅かすのではと懸念する声が上がっている。
自動運転には道路情報分析、人工知能(AI)アルゴリズム、LiDAR(ライダー)技術など先端技術が用いられることを考慮すると、タイミングを逃せば韓国はロボットや未来モビリティーの技術競争に後れを取ることになるとも指摘される。現代自動車は自動運転の基幹技術を確保することよりもソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)に力を入れている。カカオモビリティーも自動運転車と消費者を結ぶプラットフォームの役割に集中している。国内技術を確保できなければ、海外のライバル社が構築した生態系に従属するしかない。
業界関係者は「韓国は規制が多いため、工場内の自動運転のような「すぐに金になる市場」ばかりが注目されている」とし、「韓国ではもう自動運転技術のスタートアップは出てこないだろうと言われている」と話している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国人のビルオーナーが増え、土地も売ってしまって、韓国が消滅するのは一瞬だぞ。本当に深刻な状況だ」「この国は中共化している」「韓国企業の動きを封じ、中国企業は自由にさせるのか」「Uber Eatsが入ってくるのは必死で邪魔したけど、中国からこういうのが入ってくるのは止めないのか」「どうせ親中政権が発足したら、この国は中国に売り渡される」といった声が殺到している。
一方で、「規制のせいにするなよ。ただ実力がないだけだろ」「クッポン(極端な愛国主義)に惑わされずに現実を直視しよう」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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