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中国初のコンピューティング技術による衛星コンステレーションが軌道投入に成功しました。
中国は14日、酒泉衛星発射センターから「長征2号丁」運搬ロケットで、コンピューティング技術に基づいた衛星コンステレーションの第1陣となる12基の衛星打ち上げに成功しました。現在、衛星は順調に予定の軌道に入っており、世界初のコンピューティング技術に基づく衛星コンステレーションの軌道投入に成功したことになります。「衛星コンステレーション」とは、共通の目的の下で連携して運用される人工衛星群、またはそのシステムを指します。
中国が進めている衛星コンステレーション「星算計画」の第1陣となるこれら12基の衛星は、国内のハイテク企業「国星宇航」(四川省成都市)が独自開発したインテリジェントネットワーク衛星プラットフォームを採用しています。国家級AI研究機関である「之江実験室」(浙江省杭州市)の衛星搭載型AIコンピューターや衛星間高速ルーターなどのペイロードを搭載し、「宇宙空間でのコンピューティング能力実現」と「軌道上でのネットワーク構築」を実現しました。各衛星にはAIコンピューティングシステムと衛星間通信システムが搭載されており、宇宙空間でのコンピューティング能力と相互接続能力を備えています。コンステレーションネットワークが完成すれば、世界最高レベルの宇宙コンピューティング能力が形成されることになります。
同衛星コンステレーションは、衛星間レーザー高速接続、安定したネットワーク構築、分散型コンピューティングリソース管理を通じて、オープンで共有可能な宇宙コンピューティングシステムの構築および宇宙ベースのインテリジェントコンピューティングインフラの整備を目指します。これにより、宇宙コンピューティングシステムのリンク確立、ネットワーク構築、クラウド形成といった基本機能の軌道上での検証と応用を行う予定です。
「国星宇航」の趙宏傑執行副社長によりますと、コンピューティング衛星は従来の実用衛星に比べて単体の高性能宇宙コンピューティング能力を大幅に向上させており、インターネットが複数のコンピューターをつなぐように、衛星同士の相互接続が実現するということです。(提供/CRI)
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