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中国・湖南省株洲市で、銀行に定期預金を引き出しに訪れた女性が死亡する出来事があった。
中国・湖南省株洲市で、銀行に定期預金を引き出しに訪れた女性が死亡する出来事があった。中国メディアの現代快報が15日に伝えた。
亡くなった女性のおいだという男性が14日にSNSに投稿した内容によると、重病で入院中の女性の医療費を支払うため、女性の娘が自分と女性の2人分の身分証を持参して中国農業銀行の支店を訪れ、女性の定期預金5万元(約100万円)を下ろそうとした。
しかし、行員から「本人が来なければ手続きできない」と言われた。娘は「母は重病で来ることができない」と伝えたが、銀行側は本人が来るよう改めて求めたという。そこで、娘の夫が女性を車椅子に乗せて銀行まで連れてきたが、手続きに2時間以上かかっている間に女性は銀行内で容体が悪化し、死亡した。
この件は中国で大きな注目を集め、ネットユーザーからは「命を救うためのお金を下ろしに行って死亡とは」「なんという悲劇」「これは過失致死に問われるのでは?」「銀行は本当にちょっと融通が利かない」「同じようなケースは過去に何度も起きているが、銀行は一向に改めようとしないし、誰も処罰されない。一番の問題は、金融機関に類似の問題に関する詳細な規定が定められていないこと」「もし銀行が必ず本人と面会する必要があるなら、訪問サービスを設けるべきだ」といったコメントが寄せられている。
中国メディアの澎湃新聞によると、その後、株洲市石峰区政府の職員は「事件にはすでに警察が介入している。女性は急病による死亡と確認された。この件は市に報告されており、現在対応中」と説明した。
また、中国農業銀行のカスタマーサービスは「高齢者が移動が困難な場合、普通預金や定期預金の引き出しは代理人が行うことが可能。代理人と被代理人双方の有効な身分証および預金証書の原本が必要になる。訪問サービスを申請することも可能だが、対応できるかは店舗に確認が必要」と回答した。(翻訳・編集/北田)
— 中国動画 (@RC00547555) May 15, 2025
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