「3頭のクマのオブジェが少子化を助長」ソウル植物園が苦情受け撤去へ=韓国ネット「何の関係が?」

Record Korea    2025年5月8日(木) 23時0分

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7日、韓国・YTNが「ソウル植物園に設置されている3体のクマのオブジェが『少子化を助長する』との苦情を受けて撤去される」と伝え、ネット上で物議を醸している。写真はソウル植物園。

2025年5月7日、韓国・YTNが「ソウル植物園に設置されている3体のクマのオブジェが『少子化を助長する』との苦情を受けて撤去される」と伝え、韓国のネット上で物議を醸している。

記事によると、ソウル市に市民から「ソウル植物園内に設置されているクマの家族のオブジェを、現在の3体(父、母、子ども)から5体(父、母、子ども3頭)に増やしてほしい」と要望があった。

市民は「現世代は少子化が国と社会の問題になっており、ソウル市の多子世帯支援政策にも合わない」と指摘し、「こうした小さな部分から改善していくことが、根強い少子化の意識を変えるきっかけになる」と主張した。

植物園側は市民の要望と施設の老朽化などの問題を考慮し、オブジェの増設ではなく撤去を決定した。

植物園関係者は「少子化による人口減少の問題は社会全体に影響を及ぼす重要な課題であり、その解決のために多子世帯の入場料を割引するなどの取り組みを行っている」とし、「クマのオブジェもそうした意味を込めて設置・維持されるべき」との考えを示した。

その上で「オブジェを追加で設置するには、人工芝の劣化や施設の老朽化が進んでいる上、遊び場の前に設置されている関係で子どもたちが登ったり遊んだりすることが多いため、安全面で懸念がある」とし、今月中に撤去する方針を明らかにした。

また、「今後はさまざまな意見を取り入れつつ、少子化問題を含む社会的メッセージをより安全かつ効果的に表現できるオブジェの設置を進めていく」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「苦情の内容もくだらないし、それを受け入れるのも理解できない」「そのオブジェと少子化に何の関係が?」「クマのオブジェを見て『子どもを産むのはやめておこう』と考える夫婦なんていないでしょ」「子どもを持たない人が多い今の時代に、1人でも子どもがいる家族と考えればいいのでは」「言いなりになるソウル市にはあきれる。子どものクマを2頭増やしたら本当に少子化が改善するの?」「苦情を言った人に子どもが何人いるのか気になる」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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