Record China 2014年10月6日(月) 14時49分
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6日、中国国慶節(建国記念日)連休中に日本を訪れる中国人観光客は普段と比べ明らかに増加し、東京・銀座など人気ショッピングエリアでは中国人観光客に度々出くわす。
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2014年10月6日、中国国慶節(建国記念日)連休中に日本を訪れる中国人観光客は普段と比べ明らかに増加し、東京・銀座など人気ショッピングエリアでは中国人観光客に度々出くわす。訪日中国人観光客は大幅に増加している。今年は中国を訪れる日本人観光客と同等の水準にまで増加しそうな勢いで、日中観光市場は歴史的節目を迎える。中国人観光客の大幅な増加、中国人観光客の高い購買力を受けて、日本の関連業界は中国人観光客への期待感を一層強めている。
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人民網記者は中国人観光客の動態、人数増加の原因などについて、日本の小売店、中国人観光客、中日観光市場を熟知する観光当局幹部に取材した。
■日本の小売店:中国人観光客の増加に期待、円安と新免税政策が追い風に
ラオックス銀座店によると、中国人観光客は客の大きな割合を占める。日本全国10数店舗の全体的状況を見ると、国慶節連休最初の2日間の客数は昨年同期の2倍で、売上も昨年同期の2倍以上となった。このところ円が対ドル、対人民元で著しく下落したこと、購買力の向上などが、中国人観光客の日本旅行にとって一定の後押しとなっている。また、2020年夏季五輪が東京で開催されることで、中国、東南アジアなど世界各地の観光客は日本旅行への興味を増している。免税品の範囲拡大も多くの中国人観光客を免税店でのショッピングへと引きつけている。
■中国人観光客:強い購買力、日本製品購入に熱中
ラオックス銀座店は1階が時計やジュエリー、2階が化粧品や食品、3階が海外観光客向けの家電、キッチングッズ、デジタル機器などとなっている。こうしたフロア構成は中国人観光客の消費傾向をうまく捉えている。家族と共に団体旅行で訪れたある中国人観光客は、買ったばかりのデジタル機器や化粧品を記者に見せてくれた。品質の良さに加え、特産品を買うのと同じように、日本を訪れた以上地元の特色ある品を買いたいのが、日本製品を選ぶ理由だという。
中国人観光客が日本で買うのは単価の高くない実用生活用品が多いが、購入数が多いため、購買力が高い。日本観光庁の今年4〜6月の統計によると、中国人観光客の1人当たり旅行支出は約21万円、1人当たり買物代は12万円。中国人観光客は消費増税後、回復の緩慢な日本消費市場にとってプラスとなると見られる。
■国家観光局幹部:中国人観光客の増加で歴史的節目を迎える日中観光市場
中国国家観光局日本代表処の張西龍(ジャン・シーロン)主任によると、昨年後半から訪日中国人観光客数は回復・増加傾向にあり、今年の国慶節連休中に過去最高を記録すると見られる。
張氏によると、円安と免税品の範囲拡大は原因の1つだが、最も重要な原因ではない。張氏は主な原因として、時間、お金、意識はあるが、国内消費市場と国際観光環境に制約があること、および日本の観光資源の魅力を挙げた。
張氏はできるだけ観光のピーク期を避けるか、従来から人気の観光ルートではない新しいルートを選択すること、旅行をより順調なものにし、誤解やトラブルを招かないよう出発前に十分な下調べをし、現地の習慣を理解することを観光客に提言した。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
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