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1日、韓国・聯合ニュースTVはこのほど「647年ぶりに故郷である韓国・瑞山の浮石寺に戻ってきた高麗時代の観世音菩薩坐像が、日本の所有権を認めた韓国大法院の判決により日本に返還される」と伝えた。
2025年5月1日、韓国・聯合ニュースTVはこのほど「日本に略奪された後、647年ぶりに故郷である韓国・瑞山の浮石寺に戻ってきた高麗時代の観世音菩薩坐像が、日本の所有権を認めた韓国大法院(最高裁判所)の判決により日本に返還される」と伝えた。
記事によると、仏像は10日午前10時から最後の法要が行われ、その後飛行機で日本に運ばれる。
仏像は現在、法要のため浮石寺に貸与されており、1月25日から100日間一般公開されている。現在までに韓国全国各地から約4万人が拝観しに訪れた。また、同時に行われた韓国政府に仏像の返還に向けた努力を求める署名運動には約1万5000人が参加したという。
浮石寺側は仏像の複製品を2点制作(1点は研究用として使用、残り1点は鍍金を施して奉安)するため日本側に協力を求めたが、実現の可能性は低いとみられている。浮石寺関係者は「日本側が著作権を理由に難色を示している」とし、「世界の文化遺産である仏像の価値が最大限に活用できるよう協力してほしい」と訴えている。
浮石寺側は仏像が日本に略奪された事実や、11年にわたる所有権争いの末に日本に戻ることになった過程を記録として残す計画。また、観世音菩薩坐像のミニチュアを販売した収益を、海外に持ち出された文化財の返還基金として活用するプロジェクトも進められているという。
観世音菩薩坐像は12年10月に対馬の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれたもので、「他人のものでも一定期間問題なく占有すれば所有権が移転したとみなす」として日本の所有権を認めた韓国大法院の判決により返還されることとなった。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「本当に腹立たしい。盗んだ文化財でも占有すれば泥棒のものになるということ?法律がおかしいのか、裁判官がおかしいのか。こんな判決が出るのは、われわれの文化財と精神に関心も愛情もない証拠だ」「略奪されたものを盗み返しただけなのになぜ問題になるのか分からない」「これは返還ではなく、再略奪だよ」「こういう問題に関しては、少し韓国側に有利な法的解釈をしてもいいのに。本当に融通が利かない」「略奪したのに著作権だと?日本は良心のかけらもないな」など不満の声が続出している。(翻訳・編集/堂本)
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