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中国商務部はこのほど、2025年第1四半期の外資による対中投資の状況を発表し、「全体として増加と減少が共存する」と説明しました。
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中国商務部はこのほど、2025年第1四半期(1-3月期)の外資による対中投資の状況を発表し、「全体として増加と減少が共存する」と説明しました。新規設立された外資投資企業数が前年同期比4.3%増の1万2603社に達した一方で、実行ベースの外資投資額は同10.8%減の2692億3000万元(約5兆3000億円)でした。この状況は世界経済の不確実性が影響したことを示す一方で、中国の外資誘致力の強じんさを浮き彫りにするものです。
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背後にある原因を分析すると、国際的な経済情勢における「混乱」と「安定」の共存が挙げられます。すなわち、米国の相次ぐ関税引き上げが世界の経済秩序を乱して一部の外資企業が慎重な姿勢を示す一方で、中国は「開放の扉をますます大きく開いていく」と明確に表明し、改革開放を揺るぎなく推進していく姿勢を示しています。この中国の姿勢が、世界の資本に貴重な確実性を提供しています。
また、第1四半期の実行ベースの外資利用額は減少したものの、注目すべき好材料が3つあります。
まず、3月単月では実行ベースの外資が前年同期比13.2%増になり、第1四半期全体の減少幅を縮小しました。このことで、外資が中国市場を楽観視していることが示されました。華南米国商会の報告書によると、米国の関税政策が企業にマイナスの影響を与えたにもかかわらず、多くの外資系企業が中国を世界で最も優先すべき投資先として位置付けています。
次に、外資の投資分野が多元化しつつあり、特にEコマース、バイオ医薬、航空宇宙などハイテク分野への投資は顕著に増加しています。
第3点としては、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの投資が前年同期比56.2%増、欧州連合(EU)からは同11.7%増だったことをはじめ、スイスや英国などからの投資も前年同期比で60%以上増加しました。また、サービス業分野への投資が増えており、付加価値通信事業では外資企業13社が試験経営認可を初めて取得するなどで、外資系企業の成長を後押ししています。(提供/CRI)
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