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24日、中国のポータルサイト・捜狐に、映画「もののけ姫」が5月1日に中国にて公開されることが発表され、併せて公開決定ポスターと予告編も解禁されたとした記事が掲載された。写真はもののけ姫。
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2025年4月24日、中国のポータルサイト・捜狐に、宮崎駿監督のアニメーション映画「もののけ姫」が5月1日に中国にて公開されることが発表され、併せて公開決定ポスターと予告編も解禁されたことを伝える記事が掲載された。
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記事はまず、「労働節(メーデー)の連休期間中、宮崎監督の名作が新たな4K修復版として中国の映画館にに登場する。これは数多くの映画ファンの夢をかなえると同時に、一世代の青春の記憶を呼び覚ます機会でもある」とし、同作について「1997年に日本で初公開された作品であり、架空の古代日本を舞台に、人間と自然との衝突に巻き込まれた少年アシタカが、山の少女サン(もののけ姫)と出会い、心を通わせ、自然をむしばむ工業文明に立ち向かう姿を描いている。同作は、日本神道の要素と自然主義的哲学が濃密に融合されており、久石譲氏による心を打つ音楽とともに、スタジオジブリ、さらには世界のアニメーション映画史における金字塔となった作品である」と紹介した。
また、「5月1日の公開が発表されたと同時に、中国版のポスターも併せて公開された。ポスターはサンが中央で前方を鋭く見据える姿が視線を引きつけ、周囲には山々や山犬の群れ、精霊たちが交錯し、人間と自然、善と悪の対立と共生を象徴している。赤色で力強く描かれた『幽霊公主(もののけ姫)』のタイトル文字は、山犬や神秘的な森の雰囲気と鮮烈な対比をなしており、副題として添えられた『宮崎駿 封神之傑作(宮崎駿の神作)』の文言は、長年のファンの記憶を鮮やかに呼び起こす」と述べた。
さらに、「日本版ポスターは主人公を強調し、キャラクターの個性を際立たせている。血の痕がついたサンの顔とその揺るぎない視線との対比が鮮烈で、犬神・モロの君が背後から静かに見つめる構図は、視覚的な緊張感を際立たせている。これに比べて、中国版はより物語性と場面の豊かさをより強調しており、複数のキャラクターや名場面が一枚に詰め込まれ、やや『家族向け』の雰囲気を持っているのが特徴である」と論じた。
記事は、「『もののけ姫』は台湾では『魔法公主(中国では幽霊公主)』というタイトルで翻訳され、昨年1月5日にすでに上映されている。台湾版ポスターは日本版をほぼそのまま採用し、レイアウトの一部を変更しただけのものであるが、これとは別に配給会社は2種類の限定版ポスターも発行している。この限定版ポスターは台湾のアートディレクターの方序中氏とイラストレーターの董十行氏が手掛けたものだ」と説明。「『アシタカバージョン』と『サンバージョン』の2種類があり、2枚を並べると巨大な迷宮のような森林風景が一体となって現れ、その壮麗さには目を見張るものがある。印刷には蛍光インクが使用されており、暗闇の中で静寂な山林の情景が浮かび上がる仕掛けが施されている。これにより、同作の神秘性が一層際立たされている」とした。
そして、「AIの時代において、アニメ業界ではますます効率化が重視されるようになってきたが、28年前の同作は、ゆるやかなテンポ、深いテーマ性、そして手描きによる質感によって、いまなお人々の心を打ち続けている。再び森を駆け抜けるサンの姿をスクリーンで見られることは幸運なことだ。それはまるで自然と勇気を信じていたあの時代に戻ったかのような感覚である」と言及した。(翻訳・編集/岩田)
華流
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