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24日、中国のSNS微博で、中国のスマートフォン大手・小米(シャオミ)が従業員に対して1日11.5時間以上の勤務を要求していたとの報道が注目を集めた。
2025年4月24日、中国のスマートフォン大手・小米(シャオミ)が従業員に対して1日11.5時間以上の勤務を要求していたとの報道が大きな注目を集めている。
中国メディアの観察者網は24日、求人系ソーシャルプラットフォーム「脈脈」のユーザーがこのほど「シャオミが1日当たり最低11.5時間の勤務を従業員に要求しており、8時間未満の場合には説明を義務付けた。勤務時間ランキングの下位者は呼び出されて面談され、場合によっては解雇される」との情報を書き込み、SNSで議論を呼んだと報じた。
記事は、シャオミに勤める複数の従業員の話として「チームによって異なるが、1日最低10.5時間、多い場合は14〜15時間の勤務が要求される。上司は証拠を残さないために口頭で指示する」「午前9時に出勤して午後8時半に退勤することが求められる」「休暇申請は1カ月に1回しかできず、1日平均8時間勤務に満たない場合は時間外労働で補わされる」といった情報を紹介。このような状況はすでに1〜2年続いているといい、「どうして最近になって取り沙汰されたのか不思議」といった声も出ていることを伝えている。
観察者網はまた、長時間労働の実態について別の中国メディアの記者がシャオミに問い合わせたが回答は寄せられていないとした。
この件は微博で大きな注目を集め、「12時間労働」「1日最低11.5時間」といった複数の関連ワードがトレンドワードランキングのトップ5に登場した。中国のネットユーザーからは「まさに血と汗にまみれた工場だな」「シャオミの雷軍(レイ・ジュン)CEOは『素晴らしいことがもうすぐ起きると常に信じよう』と言っているが」「シャオミに限らず、中国の全企業の労働者は労働条件改善を求めて行動を起こすべき」といったコメントを残している。
一方で、「新製品を発表したタイミングに合わせたネガティブキャンペーン」「また観察者網がシャオミをディスってきた」など、シャオミを擁護、支持するユーザーも。さらには12時間や14時間といったあまりにも長過ぎる労働時間の数字について「話を誇張しているのでは」と疑うユーザーも見られた。(編集・翻訳/川尻)
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