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台湾メディアの民視新聞網は22日、日本料理店でわさびを頼んだところ、会計に300台湾ドル(約1300円)加算される出来事があったと報じた。
台湾メディアの民視新聞網は22日、日本料理店でわさびを頼んだところ、会計に300台湾ドル(約1300円)を加算される出来事があったと報じた。
記事によると、蒋(ジアン)さんが先日、夫と義母と共に台湾・嘉義市の日本料理店で食事をした際、義母がわさびを気に入り、その場で板前に「おかわり」を注文。板前は「店で擦ったものなので、市販のものとは違います」と胸を張り、蒋さんらはあまりのおいしさに2回もおかわりをした。
ところが、食事を終えて会計する時に、「わさび代」として1回150台湾ドル、2回分で300台湾ドルを請求されていることに気付いた。店員は「うちはわさびを手で擦っているので追加料金をいただいている」と説明、蒋さんらは「加算されるのは構わないが、金額を先に伝えるべきだ」と不満を漏らした。
その後、納得できない蒋さんはグーグルマップのレビューに星1の低評価を付けて不満を投稿。すると、店側はフェイスブックの公式アカウントで、蒋さんらの顔が映ったモザイクなしの監視カメラの映像とフルネームを公開し、「好きで食べたなら金を払うのは当然だろう。正常な人間ならみんな有料と分かる」などと主張した。
蒋さんはメディアのインタビューで「店はただ『うちのわさびはすごい、手で擦っている』と説明しただけ。義母は追加で頼む際に有料かどうか聞いたけど、店員が何も答えなかったので無料だと思った。店側が公開した監視カメラの映像にも価格の説明がなかったことははっきりと記録されている。とても不快。自分の本名や顔がさらされ、不安を感じている」と話した。
一方、店側は取材に対し「説明する必要はない。すでに司法手続きに入っている」とし、名誉棄損で蒋さんを告訴したことを明かした。また、蒋さん側も、個人情報の漏えいおよび消費者保護法違反で店を訴えたという。嘉義市政府の消費者保護部門の担当者は「店側が事前にわさびの価格を知らせず、後から追加料金を請求した場合、消費者は支払を拒否することができる」としている。
記事は、阿里山の生わさびについて「1キロ当たり3800台湾ドル(約1万6000円)もする高級品。10年前に環境保護への影響を理由に一時栽培が禁止され、数量が激減。昨年になってようやく栽培が再開されたが、希少価値は高い。1本からすりおろせる量も限られており、ひと盛で150台湾ドルでも高いとは言えない」とする一方、「料金設定が妥当だったとしても、問題は事前に料金を明確に伝えたかどうかという点にある」と指摘した。(翻訳・編集/北田)
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