中国のSNS・小紅書（RED）に14日、新幹線の車内で親切な老夫婦に出会ったとの中国人女性の投稿があった。

女性は「私が一人で列車に乗っていた時に出会ったおじいさん、おばあさんは本当に優しかった…」とし、「特に知り合いでもないし、私から助けを求めたわけでもなかった。本当にあちらから親切にしてくださって、私のことを心配してくれて、助けてくれて、温かい言葉を掛けてくれた。日本での数日間に、こういう心優しい人にたくさんたくさん出会った！」とつづった。

そして、「アップした写真（メモの切れ端に「広島Hiroshima 15：42」と書かれている）は、後ろの席のおじいさんが書いてくれたもの」と説明し、「おじいさんは、私があまり新幹線に慣れていない様子なのを察して、私に黙って目的地（広島）の到着時間を調べてくれた！乗り過ごすのを心配して、寝ていた私を起こして、この紙を渡してくれたの！！」と感激したことを報告した。

おじいさんとおばあさんは岡山駅で降りていったそうで、その際、女性は何度も2人に「ありがとう」と伝え、おばあさんは女性に「Have a good trip（よい旅を）」と声を掛けてくれたという。

女性はこの出来事で「数日前に泊まった田舎の民宿のおばあさんのことを思い出した」とし、「私が民宿を出発する日、おばあさんは私のかばんにお守りの鈴のキーホルダーを結び付けてくれた。ここ数日、歩くたびに『チリンチリン』という澄んだ音が鳴っていて、その音を聞くだけでなんだかとても安心できる。写真のこのメモと同じように、心が落ち着くの」と記している。

女性はほかにも、座禅やみそ作りなどを体験したり、田舎の民宿で家庭的なもてなしを受けたりする様子を投稿している。（翻訳・編集/北田）