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貴州省遵義市道真コーラオ族ミャオ族自治県にあるオルドビス紀ドロマイト層の山脈の奥地で、農業かんがい用排水路の工事の際に、4億8000万年前の地層の下に埋もれていた洞窟の秘境が発見されました。
中国南西部貴州省遵義市道真コーラオ族ミャオ族自治県にあるオルドビス紀ドロマイト層の山脈の奥地でこのほど、農業かんがい用排水路の工事の際に、4億8000万年前の地層の下に埋もれていた洞窟の秘境が発見されました。
中国地質学会洞窟専門委員会の趙掲宇副秘書長は、「これは4億8000万年のオルドビス紀の地層に潜んでいた洞窟だ」と述べました。
この場所は貴州省大沙河自然保護区に隣接しており、人間の活動からの影響をめったに受けたことがありません。保護区にはきれいな水源があり、水は数百メートルのドロマイト層を通って長距離にわたりろ過され、世界でも珍しい「洞窟堆積物の遺伝子バンク」が形成されています。
洞窟内のドームは一部が高さ100メートル以上になり、水滴が落下中に多くの炭酸水素カルシウム成分を含むエアロゾルに霧化してタケノコの形をした石や洞窟の底に凝結し、形がそれぞれ違う石の花、石の枝、石のブドウ、石のサンゴなどになり、「霧化堆積」の奇観を形成しました。またこの洞窟の中では、「穴珠」と呼ばれる洞窟真珠もたくさん発見されています。そのきめ細かな質感、純度、半透明性は、非常に珍しいとされています。
趙掲宇副秘書長は、「長年にわたりいろいろな洞窟を調査してきたが、この洞窟の中で生成された堆積物は白玉(ハクギョク)のように純粋だ。これは国内の他の洞窟にはないものだ」と評価しました。
中国地質学会洞窟専門委員会の張遠海副主任委員は、「多くの形態の洞窟堆積物はこれまで理論モデルでしか知らなかったが、ここではまさにクラスターの形で存在している。この洞窟は現時点で、クオリティーの面から国内で唯一無二となる可能性が高い」と語りました。(提供/CRI)
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