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陝西秦始皇帝陵博物院彩色上絵文化財修復室では、100枚以上の破片になった兵馬俑が3年間の修復を経て、2000年前の秦の国の兵士という元の様子を取り戻しました。
中国北西部の陝西省西安市にある陝西秦始皇帝陵博物院彩色上絵文化財修復室では、100枚以上の破片になった兵馬俑が3年間の修復を経て、このほど、ようやく2000年前の秦の国の兵士という元の様子を取り戻しました。
修復チームによれば、修復された兵馬俑は明るい色で、とても奥行きがあるタイプです。表面に示された緑、青、赤、黒の色合いは天然の原料に由来しており、紫の部分は人工合成による顔料です。修復士らは修復作業の実験室を発掘の現場に置いたため、出土したばかりの兵馬俑は即時に一定的な気温と湿度が保たれた環境に保護され、環境の変化による損壊を避けることができました。
中国古代の彩色上絵の顔料には、にかわや桃の樹脂などの材料が加えられ、長く埋蔵された環境で、自然要素の影響で老朽化し、色は連続性を持つものではなくなります。この部分は少し赤く、あの部分は少し緑色という具合です。修復士は彩色上絵の顔料を取った後、表面に付着していた泥を洗浄します。最後に再び兵馬俑に色を戻します。全過程には優れた技法が必要となります。
秦始皇帝兵馬俑坑は1974年、近くの村の住民に発見されました。それにより、地下に2000年以上埋められた大規模な秦の時代の地下軍団が世の中に再び姿を現し、世界八大奇跡の一つだと称されています。長期にわたって、観光客が見た兵馬俑は灰色がメインです。しかし、そもそも兵馬俑は彩色されていたものです。秦始皇帝陵博物院の文化財保護を担当する職員らはこの地下軍団の本来の姿の再現に力を入れています。(提供/CRI)
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