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14日、韓国・ソウル経済は「日本旅行のお土産として人気が高い解熱鎮痛薬『イブ』を購入し、空港の税関で摘発されたというSNSの投稿が相次いでいる」と伝えた。写真は仁川国際空港。
2025年4月14日、韓国・ソウル経済は「日本旅行のお土産として人気が高い解熱鎮痛薬『イブ』を購入し、空港の税関で摘発されたというSNSの投稿が相次いでいる」と伝えた。同薬に含まれる成分が摘発の理由だという。
記事によると、韓国の関税庁は4月初めから鎮痛薬「イブ」の韓国への持ち込みを禁止した。関税庁は3月に「かぜ薬、睡眠薬、ダイエット薬など違法な医薬品の国内への持ち込みが急増している」とし、「海外で販売されている麻薬成分を含む医薬品を通販や手荷物で違法に持ち込む行為を厳しく取り締まる」と発表していた。
法律で定められた麻薬成分481種の中には、「イブ」に配合されているアリルイソプロピルアセチル尿素が含まれている。これは「アプロナール」とも呼ばれる催眠・鎮静剤の成分で鎮痛効果があるが、眠気を引き起こす他、強い依存性や血小板減少などの副作用がある。
韓国のSNSやオンラインコミュニティーでは最近、「日本でイブを買ってはいけない」と題する投稿が話題となった。投稿者は「日本のドラッグストアでイブを購入したところ、検疫で引っかかった。向精神作用のある成分が含まれる麻薬類に該当するらしい」とし、「事情説明書を書いてその場で廃棄処分となった。違反記録が残るため注意が必要だ」と呼び掛けたという。
日本で販売されている「イブ」シリーズ5種類のうち4種類に同成分が含まれている。関税庁は「海外旅行や海外通販サイトで医薬品を購入する際は、韓国国内への持ち込みが禁止されている麻薬成分が含まれていないかどうか必ず確認すること」と強調したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「知らずに買う人も多いだろうね」「禁止するならちゃんと手続きを踏むべき。出国時に案内もなく、買って持ち帰るものを没収するなんて無責任な行政だ。周知期間もなく突然取り上げるなんておかしい」「本物の麻薬の管理をちゃんとしてほしい」「あれも駄目、これも駄目…。鎮痛薬で麻薬類が含まれていないものなんてほぼ無い。効き目の悪い薬を飲んで、それでも治らないなら病院に行って高いお金を払って治療や処方をしてもらえってこと?自分で選ぶ自由すらない、こんなに制限された民主国家は他にない」「韓国の製薬会社がロビーしたのだろう」「似たような薬を販売している韓国の製薬会社が関税庁に告発したとしか思えない」「人口がはるかに多い日本では問題ないのに、韓国で禁止されているのは、韓国の官僚主義の弊害だ。罪のない人を犯罪者に仕立てるようなことはやめて、日本と同じようにするべき」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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