中国メディアによると、中国の自動車ブランド、栄威（Roewe）の純電気小型セダン「D6」がこのほど、「9．125kWh/100kmという最も低い電費で青海チベット高速道路を走行した量産純電気サルーン/セダン」としてギネス世界記録に認定された。

Roeweは、中国の自動車大手、上海汽車集団（SAIC）のオリジナルブランド。

D6のEVチームによるギネス世界記録へのチャレンジは5日にわたって行われた。D6は、チベット自治区のラサを出発し、青海チベット高速道路を1959．9km走行。途中、標高5231メートルのタングラ峠のほか、崑崙山や風火山などの標高4700メートルを超える多くの峠を越え、青海省の西寧に到着した。高原の凍土や砂漠、猛吹雪、最低気温マイナス12度の極寒など多岐にわたる気象条件の中で「満足のいく答え」を出した。

Roeweは昨年10月にも、プラグインハイブリッドの中型セダン「D7 DMH」による公道長距離走行チャレンジで2208kmの航続距離を記録し、「プラグインハイブリッドエンジンを搭載する量産セダンによる給油・充電なしの最長の旅」としてギネス世界記録に認定された。（翻訳・編集/柳川）