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日本テレビ系のバラエティー番組「月曜から夜ふかし」の中の「中国人はカラスを食べる」との内容が捏造(ねつぞう)だったとして、同社社長が謝罪した。
日本テレビ系のバラエティー番組「月曜から夜ふかし」の中の「中国人はカラスを食べる」との内容が捏造(ねつぞう)だったとして、同社社長が謝罪した。この件は中国でも物議を醸している。
3月24日放送の同番組では、街頭インタビューに応じた中国出身女性が「中国ではあまりカラスは飛んでいない」という話題の後に「みんな食べてるから少ない」「とにかく煮込んで食べて終わり」などと発言したように映っていた。
これを受け、女性は中国のネットユーザーから激しいバッシングを受ける事態に。しかし女性は「インタビューで『中国人がカラスを食べる』とはひと言も言っていない。中国ではハトを食べる文化があるため、道端でハトを見かけることが少ないと話しただけ」と説明。「煮込む」の部分については「最近、火鍋をよく食べているという話題で出た発言で、番組側に悪意を持って編集された」と訴えた。
その後、日本テレビは28日に発表した「お知らせ」の中で、「制作スタッフの意図的な編集によって、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容となってしまいました」と説明。女性本人と視聴者に謝罪の意を示した。また、中国語の謝罪文も公表したほか、31日には同局の福田博之社長が会見を開き、「演出の範囲を超えており、あってはならないこと」と断じて謝罪した。
フェニックステレビの東京駐在記者である李淼(リー・ミャオ)氏は、中国SNS(ウェイボー)の自身のアカウントで「中国人がカラスを食べる?。これは誤解ではなく明らかな捏造」とし、同局の謝罪を「日本のメディア史上、極めて異例の対応」と評した。また、「この問題には放送倫理・番組向上機構(BPO)が介入する可能性が高い。法的な強制力は持たないものの、『重大な倫理違反』と判断された場合、番組の打ち切りや責任者の処分、さらには番組制作権の存続にも影響を及ぼすことがある」と説明した。
その上で、「単なる『行き過ぎた編集』で済む問題ではない。バラエティー番組という名目で中国人に対するイメージがここまで恣意的に操作されてしまう現状がある。日本のメディアの倫理のレッドラインはどこにあるのか?」とし、「皆さんは謝罪だけで済むと思いますか?」と問い掛けた。
中国のネットユーザーからは「腹立たしい」「恐ろしい。レッドラインを大きく超える行為だ」「極めてあくどい」「(謝罪だけでは)済まない」「徹底的な調査を要求する」「軽い謝罪で済ませたら、必ずまた同じようなことをするだろう」「謝罪だけでは中国人への深刻な負のイメージの払拭(ふっしょく)にはならない」「在日華人団体が会見を開き、訴え、公での謝罪を要求すべき」「日本のメディアのいつものやり方」「メディアの恣意的で悪意を持った報道が、両国の非友好関係の根源」といった声が上がっている。
なお、この問題は台湾のメディアでも大きく取り上げられるなど波紋を広げている。(翻訳・編集/北田)
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