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極めて親密な関係を構築した中国とロシアでは、互いに相手国に行って医療サービスを受ける医療ツーリズムが双方向で伸びている。写真は両国国境の光景。
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中国メディアの環球網はこのほど、ロシアでの報道を引用して、ロシアと中国では、治療や健康増進を目的に相手国を訪問する人が双方向で増えていると紹介する記事を発表した。ロシアと中国は現在、かつてないほど緊密な関係を構築している。
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ロシアと中国の人の往来が盛況を見せている。2023年には中国からロシアを訪問した観光客は45万-50万人、ロシアから中国を訪問した観光客は70万-80万人に達した。医療や健康診断、健康増進、リハビリテーションを目的にして他の国や地域を訪れることは、医療ツーリズムなどと呼ばれる。2023年には中国人約3万人が医療ツーリズムの訪問先にロシアを選んだ。人気の目的地はカフカスの温泉地や、療養施設が充実しているアルタイ山脈や沿海地方だった。ロシア人も中国の医療サービスに強い関心を持っており、23年には5万人以上が中国に行きリハビリテーションや中国伝統医学あるいは先進医療技術による治療を受けた。
ロシア極東地域では23年、温泉を目的に訪れた中国人が前年比40%増で、カフカスの温泉療養所では外国人療養者の20%が中国人だった。一方で、ロシア人の医療ツーリズムの訪中者の60%が海南省に行った。また黒竜江省の国境診療所では年間1万以上のロシア人に医療サービスを提供している。
中国人がロシアへの医療ツーリズムを選択する理由の一つに、ロシア通貨のルーブルの大幅下落がある。ロシアで治療を受けた場合には、欧州の他の地域よりも費用が30%程度安くなるという。さらに、ロシアと中国は、団体旅行の免税措置を復活させるなど、両国の医療ツーリズムの大きな障害を取り除いた。
また、中国を訪れるロシア人観光客の70%は伝統的な中国医学に興味を持っている。一方で、中国人にとっては腫瘍や心臓病を手掛けるロシアの医療施設は魅力的という。
ただし、ロシア側には医療サービスを求める中国人を受け入れるについて問題もある。例えば、一部地域では英語や中国語を話せるスタッフが不足している。また、ロシアの医療資源が豊富な地域への直行航空便も不足している。しかし解決すべき問題があってもロシアと中国の「双方向型医療ツーリズム」は今後さらに成長する見通しだ。ロシアを訪れる中国人観光客は2030年までに年間100万人に達し、うち10万人が医療サービスを目的にするとみられている。中国で治療を受けるロシア人は、年間15万人に達する可能性がある。
ロシアのミハイル・ムラシュコ保健相は、2030年までに医療ツーリズムの客数を5倍に増やす目標を達成するためには、インフラ投資をせねばならず、温泉や中国伝統医学などの統合プロジェクトの積極的な宣伝も必要と述べた。ロシアと中国が「双方向型医療ツーリズム」を大きく成長させられるかどうかは、両国の協力と健康分野におけるイノベーション能力にかかっていると言える。(翻訳・編集/如月隼人)
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