中国の習近平国家主席は28日午前、北京の人民大会堂で中国を訪れた国際ビジネス界の代表らと会談しました。

習主席は代表らの訪中に歓迎の意を示し、中国との協力に長年尽力してきたことを称賛しました。習主席は「実践が証明しているように、外資企業は中国式現代化の重要な参加者であり、中国の改革開放や革新、創造の重要な参加者でもある。こうした過程で外資企業は概して豊かな利益を獲得しており、互恵・ウィンウィンを実現した」と述べました。

習主席はまた、対外開放は中国の基本的な国策であり、開放の扉はますます大きく開き、外資利用の政策は変わらず、今後も変わることはないとの姿勢を示しました。今後の取り組みについては、「市場参入の壁の引き下げを重点的に実施し、開放をさらに拡大していく。中国に進出した外資企業が国内企業と同等の待遇を享受することを保障し、市場の公平な競争を維持していく。外国人ビジネスマンとの交流を強化して、中国との貿易や対中投資の面で可能なかぎり便宜を図り、法に基づいて外資企業の合法的権益を保護していく。同時に、中国は平和発展の道を断固として歩み、外資企業の発展に役立つ外部環境作りに尽力していく」と強調しました。

習主席はさらに、「多国間主義は、世界が直面する困難な課題を解決するための必然的選択であり、経済のグローバル化は阻むことのできない歴史的潮流だ。中国は真の多国間主義を堅持し、普遍的で包摂的な経済のグローバル化を推進していく。外資企業、特に多国籍企業は世界経済秩序の維持に重要な役割を果たし、重要な責任も負っている」と述べ、共同で多国間貿易体制を維持し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定化を維持していく必要性を強調しました。

会談には外資企業のグローバル会長、最高経営責任者、業界団体の代表など40人以上が出席しました。（提供/CRI）