中国式茶系飲料が海外で上場

CRI online    2025年3月28日(金) 16時30分

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今年に入ってから、複数の中国茶系飲料会社が海外資本市場に積極的に進出しています。写真は雲南大理双廊古鎮にある覇王茶姫の店舗。

今年に入ってから、複数の中国茶系飲料会社が海外資本市場に積極的に進出しています。最新の事例は中国茶を使ったミルクティーブランド覇王茶姫(バワンチャジ)です。

覇王茶姫は26日、米証券取引委員会(SEC)に目論見書を提出し、ナスダックに上場する予定です。上場に成功すれば、覇王茶姫は米国株式市場に上陸する初の中国茶系飲料ブランドとなります。

公開された資料によると、覇王茶姫は2017年に中国南西部の雲南省で創業しました。製品は茶の生葉と牛乳から作られたミルクティーが中心で、これらの製品は急速に人気を集めています。全世界の店舗数は2024年末時点で6000店舗を超えており、会員数は全世界で1億7000万人を突破しています。

当日発表された目論見書によると、覇王茶姫の2024年の総商品取引額(GMV)は295億元(約6124億円)で、2024年の売上高は124億500万元(約2575億円)、純利益は25億1500万元(約522億円)で、純利益率は20.3%となっています。

リサーチ会社の艾媒諮詢(iiMedia Research)が以前に発表した報告によると、中国の新式茶系飲料業界は既に初期の急速な拡大の段階から細分化された運営を重視するストック競争の段階に移行しており、業界内の競争の激化で、市場は相対的に飽和状態に向かっているものの、市場規模は今後数年間は小幅ながら安定した成長を保つものとみられます。2025年の市場規模は3700億元(約7兆6800億円)を超え、成長率は5.7%に達する見込みです。

メディアの統計によると、中国の茶系飲料ブランドの海外店舗数は現在までに、喜茶(HEYTEA)が70店超、覇王茶姫が100店超、蜜雪氷城(Mixue、ミーシュエ)が約5000店となっています。

中国証券大手の銀河証券のアナリスト、顧熹閩氏は、「現在、中国の茶系飲料のトップ企業はおおむね、既に海外資本市場に参入しているか、参入を計画している。これは企業の資金調達の改善に役立つだけでなく、企業が国際市場と国内市場の二つを統合するのにも役立つ。茶系飲料はサプライチェーンの標準化が容易であることなどの特徴を考えると、中国の良質な茶系飲料企業の海外市場での成長が期待される」と述べています。(提供/CRI

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