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中国初の海上CCUS井が掘削を開始した。
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中国海洋石油集団(中国海油)深セン分公司が24日に発表した情報によると、中国初の海上CCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)井の掘削が同日、珠江口盆地の恩平15-1プラットフォームで始まった。中国新聞網が伝えた。
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恩平15-1プラットフォームは現在アジア最大の海上原油生産プラットフォームで、深センから南西約200キロメートルに位置し、所在海域の水深は約90メートル。同プラットフォームが開発する恩平15-1油田はCO2(二酸化炭素)を多く含む油田で、従来の開発方式ではCO2が原油と共に地上に採取されるため、海上プラットフォーム施設や海底パイプラインの腐食を引き起こすだけでなく、CO2排出量の増加にもつながる。CCUSプロジェクトの実施により、油田の増産とグリーン・低炭素の相互促進と協調発展を実現できる。
中国海油は2023年6月に恩平15-1油田で、中国初の海上CCS(CO2回収・貯留)実証プロジェクトを稼働させ、現在までに累計1万3000時間近く安全に運用され、CO2の貯蔵量は18万トンを超えている。
中国海油深セン分公司恩平15-1プラットフォーム責任者の梅闖(メイ・チュアン)氏は、「今回始まったCO2油回収プロジェクトはCO2の有効利用をさらに実現し、増産と炭素削減を同時に達成することで、海上CCSのCCUSへの飛躍を推進する」と述べた。
今回掘削が始まったCCUS井の設計井深は3243メートルで、革新的な「既存井の再利用+層別ガス注入」モデルを採用している。恩平15-1油田CCUSプロジェクトは4月に試験運用が行われる予定だ。同プロジェクトは稼働開始後、中国の海上におけるCCUS技術と設備体系がさらに整備され、10年間で海底地層に100万トン以上のCO2が注入されると同時に原油回収率が向上し、原油生産量が20万トン増加する見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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