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23日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」に常にさまざまなうわさが流れる理由について考察した記事が掲載された。
2025年3月23日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」に常にさまざまなうわさが流れる理由について考察した記事が掲載された。
記事はまず、「『名探偵コナン』は優れた長編漫画として、30年にわたる連載の中で非常に大きな人気を築いてきた。しかし、その長期連載の過程で、ネット上にはいつも真偽が曖昧なうわさが流れ、多くの人がそれを信じてしまう。本記事では、これらのうわさがどのように生まれるのかについて語っていきたい」と述べた。
続けて、「多くの古参の『コナン』ファンはかつてほど熱心に作品のストーリーを追ってはいない。ネット掲示板やSNSで他の人が投稿した情報を見ているのが実情だ。一部の発信者は自分の推測をまるで本当の話かのように語り、それを信じた人々がさらに拡散することで、うわさが次第に広まっていく。例えば、『阿笠博士(あがさひろし)が黒の組織のボス』といううわさは多くの人が聞いたことがあるだろう。このうわさは長年にわたりネット上で語られてきたが、その出どころは不明だ。原作者の青山剛昌氏がボスは烏丸蓮耶(からすまれんや)だと公表したことで、このうわさは完全に消滅した」と言及した。
また、「近年ではより荒唐無稽なうわさも多く見られる。現在、多くの(中国の)視聴者は『名探偵コナン』のアニメや漫画のストーリーを追わなくなっているものの、時折最新情報に目を通すことがある。その多くは日本の情報を転載するサイトを情報源としている。しかし、一部のメディアは、発言を都合よく切り取ったり、悪意をもって加工したりするため、本来の内容が大きくゆがめられることがある。例えば、近年広まった有名なうわさの一つに『灰原哀(はいばらあい)は物語の結末で死ぬ』というものがある。このうわさは『青山氏があるインタビューで言及した詳細』として拡散され、あたかも本当であるかのように話が作られた。そのため、多くの人がだまされ、このうわさは長年にわたって広まり続けた。そして最近になってもなお、この結末について語る短い動画が投稿されているのを目にすることがある」とした。
そして、「このうわさの出どころを調べると、『ダ・ヴィンチ』14年5月号の青山氏へのインタビューで、灰原哀は幸せになることができるかという質問に対して、名前が哀であることを回答としたからだった。『灰原哀が死ぬ』とは一言も言っていない」とした。
その上で、「こうして『名探偵コナン』にまつわる数々のうわさを振り返ってみると、興味深いことに気付く。それは、多くのうわさが青山氏のインタビューに由来していることだ。青山氏はキャラクターや設定に関する質問に対し、曖昧な答え方をすることが多い。そのため、読者の間でさまざまな憶測が生まれ、そして一度筋の通った推測ができあがると、それを信じた人がネット上で拡散し、次々と新たなうわさが広まっていくのだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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