韓国の高齢者の貧困問題が深刻化、背景にあるものは?=韓国ネット「恥ずかしい」「貧困は自分のせい」

Record Korea    2025年3月27日(木) 21時0分

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24日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の引退年齢人口の相対的貧困率は39.8%で、40%に迫っている」と伝えた。写真はソウル。

2025年3月24日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の引退年齢人口(66歳以上、23年基準)の相対的貧困率は39.8%で、40%に迫っている」と伝えた。

韓国統計庁国家統計研究院の資料で明らかになった。経済協力開発機構(OECD)加盟国(22年基準)で最も高い水準だった。

相対的貧困率は所得が中央値の50%に満たない層が全人口に占める割合。23年基準、全人口の相対的貧困率は14.9%で、年齢別に見ると66歳以上が最も高かった。生産年齢人口(18~65歳)は9.8%、児童年齢人口(17歳以下)は8.5%となっている。韓国は24年12月に高齢者人口の割合が20%を超え、「超高齢社会」に入った。

記事は「韓国の高齢者の貧困がこれほど深刻な水準となった背景には、公的年金制度の未熟さが挙げられる」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「恥ずかしいな。今や先進国だ、金持ちの国だと自画自賛していても実情はこうだ」「国がお金をどんどん奪っていくから、国民の懐は空っぽだよ」「それでも高齢者への支援はたくさんある。これ以上、高齢者支援を増やしたら、これからの若者にしわ寄せが行く」「高齢者の貧困は『所得』だけで比較した虚偽の指標だ。韓国の高齢者は産業化の時代を経て購入した不動産の資産価値が暴騰している。所得はなくても資産はあるはずだ」「老後の備えは自分で何とかしないと。若い時に好き勝手に生きておきながら、老後に国に世話してもらおうなんて甘い」「若い頃に真面目に働かなかった結果でしょ」「高齢者の貧困率が高いのは自分のせいだ。私教育に金をかけて子を育て、老後は優秀なわが子の世話になれると思っていたのに当てが外れた」などさまざまなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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