国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長は中国の黒竜江省ハルビン市で開催されたアジア冬季競技大会（ハルビン冬季アジア大会）の開会式に出席するために中国を訪れた際、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の独占インタビューに応じました。

バッハ会長は、ハルビン冬季アジア大会の成功をポジティブな評価を示しました。さらに、オリンピックの発展に対する中国の貢献を高く評価した上で、「中国は常に多国間協力の理念を堅持し、IOCの使命遂行を強力にサポートしてきた」と語り、中国との協力が国際オリンピック委員会に多大な利益をもたらしたとの考えを示しました。

バッハ会長はまた、「習近平主席と中国政府がスポーツを全方位的に重視していることは、当初から感じていた。彼らは教育におけるスポーツの価値を理解している。現在、中国はおそらく世界最大規模のオリンピックの価値に関する教育プログラムを有している。習主席は、スポーツが教育に与えるポジティブな影響を重視しているが、それは競技スポーツにまで及び、社会全体の参加にも繋がっている」と述べました。

2024年に開催されたパリオリンピックに関しては、「ルールを遵守するすべての選手がオリンピックや国際大会に参加する機会を持つべきだということを明確にした。これは我々の使命であり、中国からも強力な支持を得ている。世界反ドーピング機関（WADA）の問題は、主に技術的な面におけるものであり、WADA、アメリカオリンピック・パラリンピック委員会、そして、アメリカ反ドーピング機関との間に調整が必要だ。私は、彼らが解決策を見つけ、反ドーピング問題に関する立場を統一し、全世界のすべてのアスリートに公平な条件を提供できることを願っている」との姿勢を示しました。（提供/CRI）