中国政府が結婚登録規定を緩和、結婚・出生率向上が狙いか―独メディア

Record China    2025年3月25日(火) 5時0分

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23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは中国国務院が結婚登録に関する規定を緩和したことを報じた。

2025年3月23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは中国国務院が結婚登録に関する規定を緩和したことを報じた。

記事は中国メディアの報道として、国務院常務会議がこのほど「婚姻登録条例(改正草案)」を審議・承認したと紹介。条例は民法典の関連規定を反映し、近年の「省をまたぐ結婚登録手続き」などの改革試験制度を正式な法律制度へと格上げするものになると伝えた。

そして、従来の結婚登録では原則として戸籍所在地で行う必要があり、21年から21の省・市で2回にわたる「省をまたぐ結婚登録」試験運用が実施され、広く受け入れられてきたと解説。今回の条例の改正により各省・市の取り組みが全国レベルへと格上げされ、今後は常住戸籍所在地に関係なく結婚登録が可能となるとした。

また、今回の条例改正について中国民政部が「人口の流動性の増加に対応し、結婚登録の利便性を高めるための措置」と説明していることを紹介。仏AFPが「婚姻登録手続きの簡素化には、若者の結婚を促し、出生率の向上を図る狙いがある」と分析していることを伝えた。

記事は、中国の結婚登録件数が14年以降9年連続でマイナスになるなど減少傾向が続いており、この10年で52.5%減少していると紹介。特に24年の登録件数は前年から20%の急減となり、過去最大の減少率を記録したと伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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