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浙江省杭州市の生態環境監視センターはこのほど、水質の実地調査用にロボット犬を試験導入しました。
ロボット犬は傾斜45度の坂を下りました。体の前面に装着されたカメラが水面を識別すると、身をかがめてサンプリングヘッドをゆっくりと水に入れます。中国南東部にある浙江省杭州市の生態環境監視センターはこのほど、水質の実地調査用にロボット犬を試験導入しました。
従来の検査では、険しい地形の場合、少なくともスタッフ2人が各種のサンプル採取と計測装置を持って、協力しながら作業する必要があり、安全上のリスクも存在しました。しかしロボット犬を試験導入した結果、人に代わってさまざまな作業ができ、水質検査で大きな役割を果たせることが分かりました。例えば、ロボット犬ならば落差0.5メートルの急斜面を迅速に下って川岸に到着することを毎日繰り返して、多くの場所でサンプル採取を行うことができます。また、1回の充電で最大20キロ離れた場所まで往復できます。
これまではスタッフがサンプルを実験室に持ち帰って分析しなければならず、遠く離れた場所の場合には往復だけで1日がかかり、検査結果が出るのは早くても翌日でした。ロボット犬の場合、サンプル採取から5分以内に水素イオン濃度(pH)や化学的酸素要求量(COD)、硝酸塩、アンモニア態窒素、全窒素など5つの指標の分析とデータ伝送を完了でき、そのデータはスマートフォンで閲覧できます。また従来と比べ、ロボット犬による水質分析技術はアンモニア態窒素と全窒素の指標の測定に使う試薬の消費量が8割減少し、測定機器の大きさは8割縮小し、分析の効率は50%向上するとのことです。
杭州市は、ロボット犬による水質モニタリングを河道の巡視、水道水源地のモニタリング、重要な催しの際の安全確保などに応用する計画です。(提供/CRI)
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