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中国の成人の48.5%が睡眠障害を抱えています。
中国睡眠ビッグデータセンター発表会並びに全国睡眠障害スクリーニング業務発表会がこのほど北京で開催されました。会議で発表された『2025年中国睡眠健康調査報告』によると、成人の半数近い48.5%が睡眠障害を抱えており、女性の割合が男性より高く、その比率は年齢とともに上昇しています。
報告によると、中国の18歳以上の人の就寝時間の平均は午後11時15分で、午後11時前に就寝する人は39.1%にとどまり、男性(午後11時21分)が女性(同11時9分)より遅くなっています。また、農村住民(午後10時52分)は都市住民(同11時42分)より早く、年齢が若いほど就寝する時刻が遅くなっています。
具体的には夜中に頻繁にトイレに起きる、日中、気力が低下する、目が覚めやすく、早く目が覚める、寝付きが悪いなどの症状が挙げられます。このうち、1960年代の前後に生まれた人は夜中に目が覚めやすく、頻繁にトイレに起きる問題に悩まされることが多く、1990年代生まれと2000年以降生まれの若者は睡眠不足による気力の低下と倦怠(けんたい)感が際立っています。
研究によると、生活習慣と睡眠の質は密接に関係しており、寝る前のちょっとした行動が睡眠に顕著な影響を与えることが分かりました。例えば、寝る前にコーヒーや濃いお茶を飲んだ人の睡眠障害率は64.8%、夕食を食べすぎた人は57.7%、電子製品を使用した人は51.5%に達していますが、寝る前に時々トレーニングをする人の睡眠障害率は43.0%と最も低くなっています。
中国睡眠ビッグデータセンター主任で北京大学人民病院睡眠医学センター主任の韓芳氏によると、「睡眠問題は年齢層、性別、職業を問わず、すべての人と深く関わっており、睡眠障害によって引き起こされる慢性疾患は90種類以上ある」ということです。(提供/CRI)
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