韓国の日本旅行ブームについに陰り?=韓国ネット「日本は行き過ぎて飽きた」「国内旅行を」

Record Korea    2025年3月15日(土) 7時0分

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14日、韓国・イーデイリーによると、コロナ禍後から続いていた韓国の日本旅行ブームに陰りが見え始めている。写真は韓国・仁川国際空港。

2025年3月14日、韓国・イーデイリーによると、コロナ禍後から続いていた韓国の日本旅行ブームに陰りが見え始めている。主な原因としては、円高と日本国内の物価上昇により旅行費用の負担が増えたことが挙げられている。

記事によると、11日のウォンの対円レート(ソウル外国為替市場基準)は100円=989.85ウォンで約1年10カ月ぶりの高値となった。1年前と比べると16.1%上昇し、日本旅行のコスト増につながっている。韓国の旅行客の間で日本は「近くて安い旅行先」のイメージが強かったが、ホテルや日本現地での支出が増えたことでそのイメージが薄れ、「電卓をたたかなければならない旅行先」に変わっているという。

実際に日本のパッケージツアーの予約数は減少している。ある大手旅行会社では3月の予約件数が前月比51.7%減少。今年1月と比べても16.9%減少した。別の旅行会社でも、3月の予約は前月比46.4%減少したという。3月が日本旅行のオフシーズンであることを考慮しても、この減少幅は「異例」とされている。

今後は日本旅行のトレンドにも変化がみられると予想されている。これまでのショッピング・グルメ中心の旅行から、コストパフォーマンス重視の「節約型旅行」が増えるとみられている。宿泊先は高級ホテルではなく、ビジネスホテルやゲストハウスの需要が増え、目的地も東京や大阪などの大都市ではなく、比較的物価の安い地方小都市の需要が増えると予想されている。

また、日本に代わる近距離の旅行先として中国への関心も高まっている。旅行業界関係者は「ビザ無し入国措置に加え、じきにハイシーズンを迎える中国旅行が、円高と物価上昇で伸び悩む日本旅行の需要の隙間を埋める可能性がある」とし「最近は北京や上海などの大都市だけでなく、青島西安への関心も高まっている」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「日本はあまりに行き過ぎて飽きたのだろう。この際、国内旅行をして内需を盛り上げよう」「韓国にも良いところはたくさんある。中国ではなく国内に目を向けてほしい」「2カ月前に西安に行ってきたが、中国はまだ観光客を迎える準備ができていないと感じたよ」「中国に行ったらスパイとみなされる可能性がある。近場旅行ならやっぱり日本を選ぶ」「周囲で日本旅行に行く人は多いけど、中国に行くという話は聞いたことがない」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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