小便事件の火鍋店、客に飲食代の10倍補償=客「知らなかった、もうかった!」―中国

Record China    2025年3月14日(金) 14時0分

拡大

中国の有名火鍋店・海底撈で男性客が鍋の中に小便をしているような動画が拡散し、物議を醸した問題で、海底撈が同店で食事をした客に対して飲食代の10倍の額を補償することを表明した。

中国の有名火鍋店・海底撈で男性客が鍋の中に小便をしているような動画が拡散し、物議を醸した問題で、海底撈が同店で食事をした客に対して飲食代の10倍の額を補償することを表明した。

問題となった動画には、男性客がテーブルの上に靴のまま上り、中央の鍋に向かって放尿するような様子が映っており、撮影者とみられる人物の押し殺した笑い声も聞こえる。その後、現場が海底撈上海外灘店であると特定され、上海市公安局黄浦分局が8日に当事者とみられる17歳の少年2人を拘束した。

海底撈側は2人の法的責任を徹底追及する姿勢を示している一方で、12日付の声明で2月24日から3月8日に騒動のあった店で食事をした4109人の顧客に対して、当日の飲食代を全額返金し、さらにその10倍の額を補償金として支払うと発表した。補償金の総額は1000万元(約2億円)を超えるとみられている。

中国メディアの瀟湘晨報によると、浙江省のある女性は2月25日に同店で食事をし、374元(約7600円)を支払った。12日午後7時ごろに食事代の返金があったが、補償金は申請を行ってから7営業日以内に振り込まれるという。女性は「この事件は一生のトラウマになった。カスタマーサービスに何度も電話をかけたが誰も出なかった」と語った。

また、3月8日に同店で約600元(約1万2000円)の食事をしたという別の人物は、「ニュースに気付かず、返金があって初めて知った。6000元(約12万円)ももうかった!」と語ったという。

弁護士の付建(フー・ジエン)氏は当事者が未成年のため支払い能力がない場合は保護者が海底撈への賠償金を負担することになるとする一方、海底撈は直接的な損失については賠償請求ができるが、他の客に対する飲食代の10倍の補償金については当事者らが負担する可能性は低いと指摘。補償の目的は企業のイメージ回復にあるとの見方を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携