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11日、台湾メディアの三立新聞網によると、宮崎駿監督の名作「風の谷のナウシカ」が台湾での公開初週に興行収入1700万台湾ドルを突破した。写真は風の谷のナウシカ。
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2025年3月11日、台湾メディアの三立新聞網によると、宮崎駿監督の名作「風の谷のナウシカ」が台湾での公開初週に興行収入1700万台湾ドル(約7000万円)を突破した。
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記事はまず、「日本のアニメ界の巨匠・宮崎監督の名作『風の谷のナウシカ』が、ついに台湾の大スクリーンに初登場した。今月6日の公開初日には、いきなりオープニング興行収入ランキングの首位に輝き、公開初週の週末までに1700万台湾ドル(約7000万円)を突破。これは、宮崎監督のデジタルリマスター版の作品としては最高のオープニング興行収入である」と述べた。
続けて、「公開初週の特典として、金賞受賞デザイナーの方序中(ファンシュージョン)氏と有名イラストレーターの董十行(ドンシーハン)氏が共同で制作した『数量限定版王蟲図鑑』の台湾限定の特典ポスターが配布された。この工夫が凝らされた精巧なデザインが多くのファンを熱狂させ、額装してコレクションする人が続出。『王蟲ブーム』とも呼べる社会現象を巻き起こした。多くの映画館では、公開初日にすでに特典の配布が終了。今後も複数の限定版特典ポスターが順次公開される予定なので、王蟲ポスターを手に入れたいのなら、早めの行動が求められる」と説明した。
また、「圧倒的なスケールで描かれるジブリの名作『風の谷のナウシカ』は、『生涯で一度は大スクリーンで見るべき宮崎監督作品』と評されている。これまで台湾では映画祭での上映のみだったが、ついに全国の映画館で本格的に公開されることとなった。公開初週の週末までの興行収入が1700万台湾ドル(約7000万円)を突破するだけにとどまらず、新作映画の中で最高の満席率を記録。話題は尽きることなく、絶賛の声が広がり続けている」と言及した。
さらに、「宮崎監督が13年の歳月をかけて連載した全7巻の原作漫画『風の谷のナウシカ』にも注目が集まっており、多くのファンが問い合わせを寄せている。台湾東販出版社は、3月下旬にこの作品の再版を予定している」と伝えた。
記事は、同作について「独自の『腐海』という設定と深遠な環境保護の哲学を持つ作品であり、世界中で高い人気と評価を誇る。これは『ジブリ三巨頭』と称される宮崎監督、高畑勲監督、鈴木敏夫氏、そして音楽の巨匠・久石譲氏が初めてタッグを組んだ記念すべき作品でもある。制作陣には、『機動戦士ガンダム』の美術監督・中村光毅氏、『銀河鉄道999』のキャラクターデザイナー・小松原一男氏、さらには後に『新世紀エヴァンゲリオン』で名を馳せた庵野秀明氏など、日本のアニメ界を代表する才能が結集している」と強調した。
記事によると、今回の台湾での公開に際し、多くの著名人が劇場に足を運び、作品を称賛している。ジブリファンである女優のエスター・リュー(劉品言)は「宮崎監督は私の人生に深く影響を与え、癒してくれた。そしてこんなに昔から、私たちが今なお考え続けている多くのテーマを作品に込めていた」と語った。また、同じく女優のルー・ズーイン(黄路梓茵/Lulu)は「40年前の映画なのに、今でも色褪せない。土地と共に生き、共に栄えるということは、25年になった今でも私たちはまだきちんと実現できていないように思う」と嘆いたという。
また、シンガーソングライターのサンデー・チャン(陳珊妮)は「久石氏のテーマ曲が流れると心が震えた。それは私が『成為一個厲害的普通人』(自身が作詞作曲をした楽曲)の歌詞を書いた原点となる作品だった」と語り、主人公・ナウシカについて「彼女は自分の愛する土地と人々のために立ち上がり、より優しく、より強く成長していく。忘れがたい女性キャラクターであり、最高のプリンセスだ」と熱く称えた。(翻訳・編集/岩田)
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