2025年3月7日、韓国・ソウル経済によると、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持者とみられる男性が焼身自殺を図った。

同日正午ごろ、ソウル中区の都市建築展示館の屋上で、男性が尹大統領を支持する内容の印刷物をばら撒いた後、体に火をつけて焼身自殺を図った。印刷物には「神よ、わが国をお守りください」「大韓民国万歳」「尹錫悦大統領万歳」などの言葉と共に、野党と中国を非難する内容が書かれていた。

展示館関係者が消火器で火を消し止め、警察と消防に通報した。目撃者は「男性が大声で何かを叫んでから2回にわたって紙をばらまき、体に何かをかけた後に炎が上がった」と話した。男性は病院に運ばれ、命に別状はないとされている。

韓国では1月15日にも、高官犯罪捜査庁（高捜庁）が入るソウル郊外の政府庁舎付近で尹大統領を支持する50代の男性が焼身自殺を図った。男性は全身に重度のやけどを負い、集中治療室で治療を受けていたが、死亡した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「北朝鮮のニュースかと思った」「この国はなぜこんな状態になってしまったのか（泣）。国民がどんどんおかしくなっていく」「なぜそんなことを？今は1人でも多くの支持者が必要なときなのに」「尹大統領が復帰するまで元気でいよう」「頑張って戦って、自由な大韓民国を守ろうよ」「国がおかしいのか、この人がおかしいだけなのか」「目を覚ましてほしい。尹大統領はそこまでする価値のある人じゃない」「尹大統領を一日も早く弾劾して、国を安定させてほしい」などさまざまな声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）